記録。
声なき悲鳴。

掘り出し物ってまさにこういう作品のことを言うんだろうなってくらい、知名度と内容の充実が釣り合ってない隠れ良品。

内容はというと、喋る事ができないヒロインが映画の撮影現場でスナッフフィルムの撮影現場を目撃してしまったことから始まる巻き込まれ型サスペンススリラー。

本作が持つ高いサスペンス性は、ヒロインのハンディキャップによる「伝えられない」もどかしさと、彼女がアメリカ人である一方で舞台はロシアであり、犯人もロシア人であるという言語の壁がもたらす「伝わってこない」恐怖から成立する。シンプルながら効果は絶大だ。

大多数の洋画はメイン言語以外にも字幕が付く(その場合は大体<>で囲われる)ものだが、本作のロシア語には一切の字幕は付かない。よって観てるこちら側も得体の知れない不安を体感することになる。明らかに敵意を持っている人間が意味不明な言語であーだこーだ言ってるのって怖いもん。

ヒロインを演じた女優さんは喋れない役柄ながら、その表情で満点のスリリングさを醸し出しててグッド。あと凄く可愛い。ちなみに、アメリカ人という設定だけど実はロシア人の方みたい。

後半で若干失速気味かなって思っちゃう節もあったけど、うんうん、やっぱそうなるよねってラストは分かっててもニヤっとしちゃうし、総合的にとてもよく出来てる作品だと思いました。

耳に障害がある美女が異境の地ロシアで、本物の殺人行為をカメラに収めるスナッフ映画の現場を目撃したことから組織犯罪に巻き込まれていくという、ロシア発🇷🇺のサイコスリラー。

本物の殺人を目撃したのが、映画の撮影所という事で、ヒロインがホラー映画の特撮を本物と勘違いしたのでは？と周囲の人々に信じてもらえないという、始まり方が良かったですね。序盤は殺人鬼に追いかけられたり捕まらないように隠れたりしていてすごいハラハラしました😰

中盤から展開が色んな方向へコロコロ変わってくるので混乱しそうになった！最初はヒロインの妄想又は二重人格かな？と予測していたらそれは外れてきたり味方だと思った人が実は敵だったりと予想を色々と裏切ってくれますねえ！

ただ、序盤は緊張感があったのに中盤からコメディ的な展開が時々あって反応に困りましたね。特にヒロインが向かいの家にいる人に助けを求めようとして、裸でアピールするところは爆笑🤣

できれば、シリアス路線で作って欲しかったけどコミカルな要素を含めたスリラー映画も悪くないかな👍

展開がコロコロ変わる映画が好きな人ならハマること確実です。オススメ！😊

※手話も立派な言語🤲

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必見！傑作サスペンス作品～

スナッフ映画の撮影現場を目撃してしまった女性に魔の手が迫る！！

主人公の女性ビリ－（マリナ・スディナ）は映画撮影の仕事をしていて特殊メイクを担当してるんです。だけど障害があって…耳は聞こえるが声を発する事が出来ない。全く喋れないんです。撮影現場に忘れ物を取りに戻ったビリ－はポルノ映画の撮影してるのを目撃する。だが、それはSEXの最中に女性を殺すスナッフ映画の撮影だったのだ。慌てて逃げるビリ－に気づいた男たちは必死になってビリ－を追う。

アメリカから映画撮影をしにロシアに来た主人公たち～だがそこでスナッフ映画撮影を目撃…この図式が恐い～。
なぜなら雰囲気が、あの『ホステル』を感じさせる。主人公は喋れないし、異国（ロシア）だから相手が何を喋ってるのかは全くわからないし通じない恐怖がある。
敵の黒幕が大物で国家（警察）ぐるみで闇に葬ろうとする。

とにかく緊迫感たっぷりの凄いサスペンス作品なんですよね～。