ドストエフスキーそのままの構成。高利貸しに上田吉二郎。彼を殺害する前の、池部良を取り巻く不幸な環境が長々と描写される。それで、高利貸し一人を殺したところで解決するわけではないので、殺害の説得力にはな…
>>続きを読むドストエフスキーの「罪と罰」を元に、新藤兼人が脚本を書き久松静児が監督したもの。
冒頭の馬が苛め殺される場面が凄くて、嫌な感じ。
そのあとも、学友の自殺や結核、ヒロイン久我美子(この頃は一寸ふっくら…
苦学生の良さんと根上淳の生活ぶり…腐女子は食いつくのでは? とか思ってしまった…。時々妙に色っぽいんだよ。
一家の為に娼婦になる久我美子が、良さんの相手としてはとても合ってたよね。
"地の果てまで"…
"だうして人を殺したらダメなのか?"
さういう疑問にしんみりと寄り添ってくれるやうなお話に感じた。
「役に立たねえヤツは叩っ殺しちまえっ!」
冒頭、痩せ馬が重い荷物をぜーぜーあえぎながら運ぼうと…
「罪と罰」の映画化で、脚本は新藤兼人。金貸しは原作のようなおばあさんじゃなくて、上田吉二郎。事件を起こす動機も違っている。
最初の方は辛気臭く感じたけど、事件の部分のサスペンスがすごくて、さらにそれ…