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ユージュアル・サスペクツのYYamadaのレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
4.3
【サスペンス映画のススメ】
〈ジャンル定義への当てはめ〉
 ○: 観客の緊張感を煽る
 ○: 超常現象なし

◆作品名:
ユージュアル・サスペクツ (1995)
◆サスペンスの要素:
・事件の首謀者「カイザーソゼ」とは?

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆破されて27人が死亡し、現金9100万ドルが消えた。関税特別捜査官クイヤンは、ただ1人無傷で生き残った男キントを尋問する。
・6週間前、銃器強奪事件でニューヨークの警察に連行された5人の“常連容疑者”は釈放後に結託し、悪徳警官を襲撃して宝石を奪う。それを売りさばくためカリフォルニアへ向かった5人は、売人から新たなヤマを持ちかけられるが…。

〈見処〉
①そして、フッ、消えた…
「どんでん返し」の代名詞サスペンス!
・『ユージュアル・サスペクツ』は、1995年に製作されたクライム・サスペンス。
・本作は、5人の前科者による犯罪計画の顛末を、回想を効果的に用いた巧妙なストーリー展開で描いた「どんでん返し」映画の代表作。本作の脚本を手掛け、後に『ミッション・インポッシブル』シリーズの監督を務めるクリストファー・マッカリーは、本作にてアカデミー脚本賞を受賞。
・また、当時の新鋭監督、ブライアン・シンガーは本作が高く評価され、『X-メン』に抜てき。出演者のガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー、ベニチオ・デル・トロも本作にてブレイク。多数のスタッフ、キャストの出世作となった。

②結び…本作の見処は?
ケヴィン・スペイシー、ブライアン・シンガー…色々な意味で再集結不能な作品
◎:「どんでん返し」映画に「どんでん返しあり」と告知し醍醐味が半減する作品が多いなか、本作はそれを上回るインパクトを残す作品。「カイザーソゼ」の続編はもはや無理??
○: あの容姿でコバヤシ弁護士?…どこまでが事実か曖昧な回想の描写により、最初から最後まで、鑑賞者の緊張感が途切れない。当時のブライアン・シンガー監督は凄かった!
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