このレビューはネタバレを含みます
【インディの変態さがじわじわくる】
インディジョーンズ2作目。
こりゃあ、すごい。
ハリソンフォードが100倍好きになる映画ですね。
前作の"失われたアーク"と比べると、
アクションとトラップの数が倍増してる気がします。
体を張ったアクションは変わりないですが、まさにゲームの中に入り込んだような落ち着く暇もないほどのハラハラドキドキの最高なエンターテイメントアクション映画です。
次は何が来るんだ?どう切り抜けるんだ?
あっという間の2時間であり、
インディとアジア系の子供、そして汚いの大嫌いなプライド高いシンガー、というコンビが上手くハマっています。
何よりもインディジョーンズがとてつもなくかっこよい。
ただ!!!
食事中は絶対に見ないでください。
そして虫が嫌いな人は気分が悪くなるかもしれません。
🟢パワーアップしたセットの数々
ミュージカルシーンから始まり、前作のインディジョーンズとは何かが違うぞと予期させるオープニング。
今回は、インドが舞台。
干上がった村から奪われた石を取り戻してほしいと頼まれたインディが、パンコット宮殿へと乗り込みます。
その宮殿の内装よりもむしろ、
そこに隠された地下洞窟の作り込みが凄いです。
そこでは村から連れ去られた子供たちが鞭打たれながら働かされています。
今のご時世、これはアウトな演出かもしれませんね。。
CGの部分も多いとは思いますが、
インドの民族的な造形物はまさにアトラクションの内装のよう。
ディズニーシーのキューラインにある神の造形物はこれを参考にしてるかもしれません。
そしてアイディアとして映像にしたのが素晴らしいと思ったのが、トロッコです。
まさにジェットコースター映画。
スピード感あふれるトロッコ上で、追っ手から逃れるなんて、まさにゲームのよう。
そして、水攻めの演出 笑
ブレーキがぶっ壊れてインディが足でタイヤを止めるのも、良いですねー。
そのあとの足が熱い!水をくれ!
からの、水攻めバサーーンは、ダチョウ倶楽部のような、フッて落とすという日本的な笑いにも感じました。
🟢インディの魅力
墜落する飛行機からスチームボートに乗って優雅に降り立つシーン、ありえませんけどインディとなら助かるという安心感がありますね。
絶対根拠ないと思うんですけどね。笑
そして、今回はど変態なインディが垣間見える。
洗脳されて気が気でないインディに、
ウィリーがやめて!と唾を吐くシーンで、かけられた唾を手で拭いてニヤリと笑ってました。ここはアメリカ的な笑いですよね。
また、鞭でウィリーを捕まえて、自分のもとへ引っ張ってきてキスをするという。
今回鞭大活躍だったのは、ここへのフリかーー!!とかなりやられた感ありました。
こういったところに遊び心を作るスピルバーグはほんとすごいなぁ。