YasuyukiMuro

007/消されたライセンスのYasuyukiMuroのレビュー・感想・評価

007/消されたライセンス(1989年製作の映画)
3.9
007第16作、ティモシーボンド2作目にして最後の作品、ジョン・グレン監督、1989年の作品です。

冒頭、友人夫妻を殺され復讐に燃えるボンド。復讐に執着するあまり殺しのライセンスを剥奪されてしまう、、と言っても思いっきりQが助けに来てるし、ライセンスがないからと言って大人しくしてる訳じゃないのであんまり関係ない(^_^;)

そもそも真面目路線のティモシーボンドが復讐に燃えるので、更にシリアスになりお笑いテイストは皆無、単身敵陣に乗り込みハラハラさせるシーンが多く息が抜けない。そこに美しいボンドガールが2人登場して緊張感を解いてくれます^ ^
ボンドと共に戦うキャリー・ローウェルと、麻薬組織とボスの愛人タサ・ソト。
2人ともスタイル抜群で美しい!特にキャリーは足長過ぎ、一体何頭身あるんでしょう?リチャードギアの元奥様なんだそうです。

嬉しかったのは、若き日のベニチオ・デル・トロを見れた事。麻薬組織の若手役。顔ツルツルで初々しいけど存在感は抜群です!この頃から麻薬組織が似合ってます^ ^

アクションシーンもレベル高い。タンクローリーが片輪走行してミサイル回避ってちょっと目を疑いますが(^_^;)、迫力の爆破シーンが多く火薬の量ではシリーズNO.1なのは間違いないです^ ^アクション映画の面白さは火薬の量に比例するというのもまんざら嘘じゃないと思う。

ティモシー・ダルトンは2作で降板、個人的にはもっと観たかったです。あと3〜4作依頼されてたそうですが、自分の人生がこれで終わってしまうと言って本人が丁重に断ったそうです。。

ボンドの他にも、Q以外のメンバーは本作で全て降板、第1作から脚本を手がけたリチャード・メイボームもこのあと他界し、2年毎に公開されていたシリーズの次回作はなんと6年後となる、、、

その次回作がピアース・ブロスナンのゴールデンアイ(95年)、記憶に新しいです。どのくらい雰囲気変わるのか楽しみです。
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