トム・クルーズ演じる殺し屋ヴィンセントの動きが実に機敏。
彼が世界や人と人の繋がりに感じている、無情さと冷酷さを受けて、マックスがじわじわと感化されていくと言いますか、彼への反抗心を芽生えさせていく過程が素晴らしい。
夢を怠惰に貪り続ける現実をヴィンセントに突きつけられ、何もできず怯えるだけのタクシー運転手から、裏組織の連中と単身張り合い、夜のロサンゼルスを暴走の果てに横転したり、終いには始めに乗せた女検事を守ろうと、ヴィンセントと電車の中でサシの勝負に挑む。
彼ら二人のやり取りも、緊迫感ある展開も面白い良サスペンスです。
冒頭ちょこっとだけジェイソン・ステイサムがでてたりします。ホントにちょこっとだけ。