このレビューはネタバレを含みます
超能力者のベイルが敵のレヴォックを相手に頑張るというSFスプラッタアクションスリラー。冒頭の頭爆発と、ラストの超能力対決が見ものでした。
脇役が何者なのか全然分からない流れだったり、レヴォックの地下組織とやらがかなり陳腐だったり、実は兄弟でしたみたいな展開が読めたり、酷い脚本でしたが、撮影がカッコよくて楽しめました。
ラストの睨み合いながらの血管ボコボコは見応えがありましたが、最終的にレヴォックを乗っ取るという流れも読めてしまうのが哀しいところ。コンピュータをハックする発想は唸らされましたが。
レヴォックの演技だけは迫力ありましたが、他の人が残念でした。肝心のベイルがかなりの大根というのがどうにも…。
脚本や演技はかなり残念でしたが、スプラッタ描写と発想に全力なゆえに楽しめた珍品でした。