クリント・イーストウッド主演のシークレットサービスの活躍を描いたサスペンスアクション作品。
ジョン・マルコビッチが共演、レネ・ルッソがヒロインを演じる。

ベテランシークレットサービスのフランク（クリント・イーストウッド）は、若いころケネディ大統領が暗殺されたときに、護衛として現場に居ながら大統領を守れなかったことを悔み続けていた。
一線を退いていたフランクは、現大統領の殺害予告を受け、今度こそ大統領を守るため、大統領警護職に復帰する。
犯人捜査をはじめるが......

主演のイーストウッドはもとより、犯人役を演じたジョン・マルコビッチの演技にも注目です。
犯人の変装や組み立て式の手作りの銃も見どころです。
親子ほど年が離れた女性を口説くあたりは、イーストウッドならではですね。
「振り向いたら俺に気がある」（NHK版）
「振り返ったら会心アリだな」（テレ東版）

「あそこの茶色いハトの方がね　白いのよりも先に飛ぶよ　ハトと女には詳しんだよ」（NHK版）
「あそこの茶色のハトの方がね　白いやつより先に飛ぶよ　ハトと女には詳しいんだ」（テレ東版）

2023.4　地上波テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替：佐藤一公 訳）
2020.9　NHK BSPで鑑賞（吹替）

• #カーマガジン
• #風船
• #サウスウェスト銀行
• #後援会
• #ベルボーイ
• #防弾ベスト
• #エレベータ
• #転落死

[ザ・シークレット・サービス]は、クリント・イーストウッド出演のサスペンス映画である。いくつものジャンルで構成されており、物語を面白い方向に持っていく事が出来ている。実在の事件を題材にフィクションを交えながら上手くバランスが取れている。テンポ良く物事を進めながら社会問題にも触れている。ラブロマンスの要素も濃く、娯楽作品としても楽しませてくれる映画であるといえるでしょう。

1993年の作品。
公開時で既に63歳のクリント・イーストウッド。
こんな昔なのに、もうお爺ちゃん役をやっている！！

クリント・イーストウッドだけ、別の時間の流れで生きてない？

ケネディ大統領暗殺の瞬間、その現場にいながら大統領を守れなかった事を今でも悔やむシークレットサービス・エージェントのフランク・ホリガン（クリント・イーストウッド）。定年間近となった彼のもとに大統領暗殺を予告する1本の電話が入る…。

全米を揺るがしたJFK暗殺の瞬間。
当時の写真には若きフランクの姿が。
これは、60年代のイーストウッドの映画出演シーンをデジタル加工したものらしく、当時としてはかなり画期的だった筈。

シークレットサービス・エージェントとしては大ベテランのフランクは、忍び寄る暗殺の魔の手から現大統領を守るべく、張り切ってリムジンに並走して警護にあたるが、息も上がって流石にフラフラ。

なのに、同僚の女性エージェント役のレネ・ルッソにガンガンアプローチするし、彼女もまんざらでもなくて、ホテルでイチャコラしそうになるのは、ちょっと引くーー！！

緊張感、なさ過ぎない！？

大統領の命を狙うのは、元CIAの暗殺工作員ミッチ（ジョン・マルコヴィッチ）。フランクの過去を知るミッチは、何度も彼に接触し、挑発する。

命を懸けて、大統領を守る男と
命を懸けて、大統領の命を狙う男。

ドラマのフォーカスは完全に2人の男達に絞られ、展開していく。

何せマルコヴィッチの怪演に圧倒される。
ねっとりとした不気味な語り口調。
姿を現す度に、変装し、別人に成りすますミッチ。

ミッチ役にロバート・デ・ニーロを起用する予定もあったらしいが、今回のマルコヴィッチはイーストウッドを食っていると言っても過言ではない。

でも、どれだけ変装が上手いとは言え、マルコヴィッチの顔にヅラと付け鼻と眼鏡だけの変装で、どんどんスルーしちゃうシークレット・サービスはどうなの！？

クリント・イーストウッドは初老の役なので、派手なアクションはなし。じりじりと迫るイーストウッドとマルコヴィッチの心理戦が見所。

でもやっぱりイーストウッドとレネ・ルッソのラブストーリー要素はちょっと余計だなぁ。レネ・ルッソも若いとは言え、まぁまぁいい歳した2人がハッスルしちゃっているのが、僕の集中力を削ぎました。

• #2020akirunaway