▪️JPTitle :「ゴールド・ディガース」 ORTitle:「Gold Diggers of 1933」 ▪️First Release Year : 1933 ▪️JP Release Date : 1933/12 ▪️Production Country : アメリカ 🏆Main Awards : ※※※ ▪️Appreciation Record : 2022-234 再鑑賞 🕰Running Time : 96分 ▪️Director : マーヴィン・ルロイ ▪️Writer : アーウィン・ゲルシー、ジェームズ・シーモア ▪️MusicD : ハリー・ウォーレン、アル・ダビン ▪️Cast : ウォーレン・ウィリアム、ジョーン・ブロンデル、アリーン・マクマホン、ルビー・キーラー、ディック・パウエル ▪️Review 🖋バズビー・バークリー振り付けのミュージカル映画のなかでも、本作は特に世界大恐慌を色濃く反映しています。猥雑な味わいのあるジョークが効き、生活のために金持ちの男をたぶらかしてはカネを巻き上げる「ゴールド・ディガー」にひっかけて、ブロードウェイのショーガールたちを描いています。
🖋大恐慌からまだ立ち上がれないショー・ビジネスの世界を舞台に、生活に困窮していたショーガールの3人の娘が新たなショーに配役されます。途中で様々なエピソードを挟みながら、3組のカップルの行方を見守る作品です。エンディングに向けて、絶頂期のバズビー・バークリーが担当した万華鏡を思わせるような圧巻のセットに無数の美女たちが舞うレビューシーンは豪華ながら大不況をテーマにしたせいか、少し抑え目のトーン。ラストの楽曲も暗めな歌("Remember My Forgotten Man")で終わりというのもこのテーマならではです。ラストの退役軍人のパレードは政治的な揶揄もあったようです。