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バトルシップのminorufukuのレビュー・感想・評価

バトルシップ(2012年製作の映画)
3.5
ハワイでの海軍演習中に異星人の戦艦が来襲し、地球側と戦闘になる話。アメリカのボードゲームが原案というハテナな映画。お互いレーダーが使えなくて目視と船による波の動きを感知するセンサーを頼りに戦う設定はユニーク。バリア張られてたった三隻が孤立して戦うのも面白い。

熱いバカアクション映画の見本とも言うべき作品。主人公が冒頭から適当な遊び人過ぎてムカムカしていたのだが、彼が戦いの中で成長していく流れは共感できた。2時間超の上映時間も飽きない。でも、サッカーの試合シーンとかコンビニ強盗シーンとかはいらなかったよね…

といってもツッコミどころは満載。エイリアン側が通信機器の全てを無効化して広範囲にバリア張るほどの高い技術を有しているのに、海軍と互角の戦いになってしまうのは不思議。もっと早く兵器投入すれば圧倒できたのでは? 最後の地球側の戦法も相当運まかせだし。

まあ、細かいところにこだわらなければかなり楽しめる。登場人物が多めなのだが、ストーリーの邪魔にならない程度に彼ら全員の見せ場がある。それが全部燃える展開なのはすごい。

浅野忠信が準主役級の自衛官役で出演。セリフも多めで存在感もあった。日本ではかなりゴツイ印象があったが、アメリカ人の中に混ざると細身に見えるなあ。
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