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ハート・ロッカーのminorufukuのレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.7
イラク戦争時のアメリカ軍爆発物処理班の姿を描いた作品。
アカデミー作品賞も受賞。

戦争全体のこと、当時の国際情勢のこと等はほぼ語られることはなく、戦地でひたすら淡々と爆弾を処理していくシーンが続く。いつ爆発するか分からない緊迫感が半端ない。それなのに感覚がマヒしているのか、ジェレミー レナー演じる主人公は手順を無視して大胆に爆弾を解除していくのでハラハラする。死亡率が通常の兵士の5倍という悲惨な部隊なので、段々と精神が病んでいく様が痛々しい。

シンプルで一見地味めなつくりながら、目が離せなくなる映画だった。
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