観念的だったり、センチメンタル、ロマンチックになったり、忙しいが笑いのキレも忘れない。
「8 1/2」本家が自分の中で消化しきれておらず
そういう意味ではこの作品も消化できていないのだろう。
スターダムには憧れるものだが、余りにもファンのまとわりつきがすごくてイライラがビンビン伝わってきてこっちまでウンザリするレベル。
ファンとして自己批判したくなる演出が新鮮。
爽やかだがメランコリックなラスト、好き。
「自分の監督した映画に出演している監督が撮影されている」シーンを撮影する監督(ウディアレン)…っていう流れがマトリョーシカみたいで面白かった。
シャーロットランプリングがひたすらに美しい。
軽快なジャズ達は憂いた空気を搔き消すかの様。