ラストが絶妙❗️嫌いではないな、こんな展開は😊

田舎における人間の命の軽さは、個人がないというところからくるのが分かる映画でした。
ひっかけ問題のような出だしとか、山村聰と清水将夫の切り替えしの呆気ないラストは良かったけど、ちょっと映画としては冗長な上に物足りないような…。
長いピックニックシーンはカルトか躁病の集団の戯れのようだった。あんなシーンをばっさり切ることが出来ないのは俳優が監督だからだろう、とか思いました。

少年が盲腸炎になるが、ここは無医村。若者たちが手分けして、隣接の村を周り、医者を探す。ようやく、リヤカーに乗った山村聰先生を連れてくる。沙羅の木の下で執刀。手術は成功する。だが、山村先生は獣医だった。地方検察庁の検事は…。無医村問題、閉鎖的で排他的な集落といった問題をさりげなく描き出している。助監督は中平康、山崎徳次郎。