140字プロレス鶴見辰吾ジラ

サインの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

サイン(2002年製作の映画)
3.6
シャマラン作品ではトップランクに好きな作品。先日「クワイエット・プレイス」を見て雰囲気が重なり思い出した。しかしながら本作はクリント・イーストウッドの「15時17分、パリ行き」で語られた人生讃歌にも通じているのではないか?人生という完全主観の壮大なストーリーの選択式のシミュレーションゲームにおいて自身を取り巻いた出来事や長所・短所は伏線としていくの日か回収されるのだと希望を胸に刻ませるけっちゃくのつけ方にシャマランの物語への愛を感じた。また当時オカルト番組では多く騙られたミステリーサークル、宇宙人遭遇、そして予言。ワクワクするような広大なトウモロコシ畑に刻まれたサインが俯瞰ショットで映し出されるシーンは童心に帰ることを勧めてくる。