翔海

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーの翔海のレビュー・感想・評価

4.3
一番の学びの場は臨床にあり。

自殺未遂で任意入院をしたアダムスは精神病棟で出会った患者を良くすることに意義を感じ、医者を志す。医療はパターナリズムによる医師が上に立ち患者に感情移入をするなと言わんばかりの扱いになっていたがアダムスが目指す医療は患者と対等に向き合う医療だった。楽観的な生き方の彼を勉強に必死な同級生達も付き合いきれずにいた。アダムスは学校附属の病院に現れては小児病室で子供達を笑わせ、病む老人に元気を与えていた。毛嫌いしていた同級生達もアダムスの活動に賛同し、学生たちは理想の病院を運営を始めるも苦難も待ち受ける。

皆さんお久しぶりです!
社会人になり整形外科に勤務しコロナの影響もありながらも頑張っています。パッチアダムスは医大生の作品でもあり、つい最近まで医療系の専門に通っていた私も少し懐かしさを感じました。医学には完璧はないと思わせる作品であり、順風満帆に思えたことにも欠点はある。同じロビン・ウィリアムズが出演してる作品のレナードの朝でもそう語っている。完璧な医療など存在しない、だけどその人に最善の医療を提供することを目指すことが大事である。私も今年から医療人の仲間入りを果たしましたが、スタート地点に立ったに過ぎません。これから患者さんを通して学び、その人たちに最善の医療を提供できる医療人になりたいと思っています。
翔海

翔海