悪の軍団を倒すため、鷹のように舞え！鞭のように蹴れ！

残された希望は、女神の鉄拳。



近未来都市ポラリスシティ。
莫大な遺産を相続した女性大富豪、ルル・ウォンはひとたび事件が起こると白銀のマスクとスーツを身に纏い、覆面ヒーロー、シルバーホークとなってハイテク装備や持ち前のカンフーで悪党を成敗していた。

ある日、人工知能の科学者、ホ・チョン教授が何者かに誘拐された！
教授を誘拐した犯人はアレクサンダー・ウルフ率いる秘密結社デスクルセイダー。
デスクルセイダーは教授の人口チップ技術を利用して、人類を支配しようと企んでいたのだ！

シルバーホークことルル・ウォンは、幼馴染のリッチマン警部と共に、デスクルセイダーに戦いを挑む！！！




正義の女性カンフーヒーロー、シルバーホークが活躍する、超合金SFヒーローカンフーアクション映画。
カンフースター女優、ミシェル・ヨーさんが主演に加え製作総指揮も務めた自社制作映画。


最近になってミシェル・ヨーさんがまさかの脚光を浴びているので、折角だから何か見ようと思っていたので、何故かDVD持ってた本作を鑑賞。
何でよりによって、しかも唯一持っているミシェル・ヨーさんの主演作が本作なのかは私にも分からん…。


そんな本作の内容は単純明快。
ヒーローとして正体を隠しながら活躍してるヒロインが、正体バレに関してあーだこーだしながら、凶悪なヴィランに立ち向かうという、親の顔より見たヒーロー映画のありがちプロットで新鮮味皆無！！！
主人公のキャラは某コウモリ男そのまんまだし、脚本は勢い任せでかなり乱暴。ｗ

キャスト陣はそれなりに動けてるが、ミシェル・ヨーさんの俺様映画なので、基本的にミシェル姐さんのアクションしか印象に残らない。ｗ
白色と灰色の映像で近未来感を出してはいるが、正直言って今見ると古臭くて逆に安っぽくなっている。

そんなこんなで、最近のヒーロー映画とかと比べると、かなり雑な出来なのは否めない。
香港映画は基本そんなもんだからしょうがないけどさ。


まぁ、ぶっちゃけ本作はアクションとラブコメとエンタメ要素で押すミシェル姐さんの100分間オンステージなアイドル映画として見ればいいのです。ｗ

流石アクション女優だけあって、ミシェル姐さんキレのあるアクションは見ごたえがありますし、他の主演陣も(あんまり目立っていないけど)しっかり動けている。
(主人公のコスプレみたいなヒロインスーツも、見ていくうちに気にならなくなります。ｗ)
トラックの上でのバトルやバンジージャンプ軍団やホッケーマスク軍団との戦い等、アクションのシチュエーションも中々考えられており、そこら辺は流石の香港アクション映画だけあります。
(ラストとやたらめったらな大爆発も良い。ｗ)

刑事の幼馴染とのラブコメドラマもテンポが良く軽快で、意外と微笑ましく見れる。
ミシェル・ヨーさん、この時点で40台なのですが、意外とキュートに見えるのは凄い事かもしれない。
(ショートパンツの衣装もセクシー。)



正直ベタな緒悪勧誘モノで新鮮味は皆無だし、香港映画らしく無理がある所もありますが、ミシェル・ヨーさんのアイドル＆エンタメ映画として頭カラッポにして気楽に楽しめました。
見終わった後には何も残らないとは思うが(おい)、お気楽にミシェル姐さんのオンステージっぷりを楽しんでくださいな。ｗ

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時は近未来。月から見える地球上唯一の建造物、万里の長城。そこへ猛スピードで疾駆するＢＭＷ　Ｆ650ＣＳが、大ジャンプで飛び越えてゆく。国宝のパンダを盗み出した国際的盗賊団の大型トレーラーを追い駆けているのだ。バイクに乗っているのは、つややかな長い髪を風になびかせメタリックスーツの正義の味方、シルバーホーク（ミシェル・ヨー）。警察に成り代わり、悪を駆逐する正義のヒロインだ。一般の人々からロックスターのように崇められているが、警察にとっては自分たちの仕事に割り込んでちょっかいを出す邪魔者。その正体は、＜ポラリス・シティー＞一番のセレブ、ルル・ウォンだった。散々ばかにされてきた警察のメンツを保つため、シルバーホークの正体暴きに躍起になっているのは、ポラリス・シティー警察のリッチマン警視（リッチー・レン）。彼は、シルバーホークが昔一緒に少林寺で修行していた幼なじみのルルということに気づいていない。そんな矢先、人間を自在に操ることができる洗脳チップを発明した研究者と、その利権を持つ大企業の社長シライシ（岩城滉一）の娘が、世界征服を狙う悪の組織、デスクルセイダーに誘拐される。そのボスは、かつて南米でクーデターに失敗し大怪我を負い、サイボーグとして復活したアレクサンダー・ウルフ(ルーク・ゴス)である。シライシの会社はポラリス・シティー最大の携帯電話ネットワークを所有しており、ウルフはＡＩチップを内蔵した携帯電話を使って国民全体を洗脳しようとしていた。そしてウルフの配下に、常に素手で戦うカンフーの達人モリス＆ジェーン(マイケル・ジェイ・ホワイト、リー・ピンピン)、さらにその下にローラーブレイドのスピードを利用して襲う＜ローラーブレイダーズ＞と、バンジーコードに吊り下げられながら襲ってくる＜バンジーコーダーズ＞が控えている。シルバーホークは、愛用のバイクと共に、ウルフ率いるデスクルセイダーとの戦いにたった一人で立ち向かう。だが敵のあまりの強力さに一度は、敗走を余儀なくされる。しかし、ずっと逃げてばかりもいられない。彼女はリッチマン警視の助けを借りて、再び敵とあいまみえることを決意する。今こそ、平和を愛する全ての人々とパンダのため、立ちあがらねばならないのだった。
ミシェル・ヨーが、アメコミ的な仮面の戦士を演じる痛快作。
バイクで万里の長城を飛び越え、パンダを誘拐した奴らとトラックの上で格闘し、アイスホッケーのようなアイテムで襲いかかる敵と戦い、ワイヤーバレエで襲いかかる敵と戦う、ワイヤーワークを生かしたミシェル・ヨーお得意の華麗な連続蹴りが映える奇想天外なカンフーアクションが楽しめる。
ICチップを内臓したイヤフォン型通信機器を使った洗脳を企む敵も奇想天外で、マイケル・ジェイ・ホワイトやリー・ピンピンの敵役ぶりもカッコいいし、アメコミ風スーパーヒーローとして楽しめる痛快アクション映画。

ミシェル・ヨー主演のスーパーヒロインが活躍するアクション映画。
アメコミのヒーローの如く、マスク着用の謎の一人自警団シルバーホークがミシェル姉さんです。

冒頭のアクションで、ミシェル姉さんはいきなり万里の長城をバイクで飛び越えますよ!

そして悪のテロ組織と戦います!

ミシェル姉さんは大金持ちなので、設定的にはバットマンをパクった・・・いや、リスペクトしたのでしょうかね。

何故か、岩城滉一もあまり大して意味のない役で出ていたりします。いなくてもいいような役だけど。

敵役はボスに「デスレース2」及び「デスレース3」のルーク・ゴスです。その部下役でリー・ビンビンが出演、アクションを流麗にこなしています。本作のリー・ビンビンはそんなに目立つ役ではないんですけど、かなり可愛いです!

大真面目にマスクヒロインを演じるミシェル姉さんの頑張りにも目を見張りますね!
いつか、ジェット・リーのブラックマスクと共演して、「ブラックマスクVSシルバーホーク」みたいな夢のお祭り映画を作ってほしいです!
・・・などと、熱望しているのは世界中でひとりだけかもしれませんな・・・。

※再レビュー

レンタルDVD、セルDVDにて