Jaya

ザ・ブルード/怒りのメタファーのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

パパのフランクが娘のキャンディをママのノラから守るために頑張るスリラー。異常にテンポが良かったのと、劇伴がハマってたのが印象的。

テンポの良さとひきかえにプロットは今一つで、消化しきれていない要素もいくつかありました。

ラグラン医師の悪役感の割に、やってることはとてもまとも。エセ医療を暴くだのなんだのは結局なんだったのか…。最後良いやつみたいに死んでるし。

そもそもの夫婦仲の距離感が分からないので、もどかしい面も。ラストのキャンディのできものも読めてしまいました。

演技は今一つで台詞回しもダサかったですがスリラーとしての撮影はさすがで、ビクビクしてしまうような箇所も。普通に声出して驚いてる他の観客がいたり。

怒りで怪物を生み出すというプロット自体は面白く、スリラーとして十分楽しめたんですが、ストーリーが弱いかなと思ってしまった作品でした。
Jaya

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