『トーマス・クラウン・アフェアー』
原題The Thomas Crown Affair.
製作年1999年。上映時間113分。

絵画強盗を道楽にする大富豪と保険会社の敏腕女性調査員の危険な駆け引きを描く米国産サスペンス。

スティーヴ・マックイーン、フェイ・ダナウェイ主演で映画化された
『華麗なる賭け』(未観)のリメイクらしいです。
若き大富豪、その実態は天才的美術品泥棒というミステリアスな男、トーマス・クラウン。
睨んだ保険会社の捜査員キャサリンだが、彼女の心もやがてクラウンに奪われてしまう。。。

30年くらい前に、 今は亡きスティーブ・マックイーン とフェイ・ダナウェイが共演した 「華麗なる賭け」とい う映画があったんです。 シックでゴージャスで、 それは それは素敵だったのよ。 「トーマス・クラウン・アフェア l」は、そのリメイク版になるんです。

ニューヨークで投資会社を経営しとるトーマス・クラウン (ピアース・ブロスナン)は大富豪。
でも裏の姿は輝かしい絵画を盗む
回答ちゃう🙅‍♂️、
解答ちゃう🙅‍♂️、
怪盗🙆
泥棒🙆 。
保険会社から派遣されたキャサリン(レネ・ルッソ) は盗難事件を調査していくうちに、トーマス・クラウンが絵画泥棒だと気づくんやど、それと同時に彼にのめり込んでいっちゃう。
せや、 調査員としてのキャリアと恋の狭間で、彼女のフーラふら心は揺れ～る。
この揺れを表すのに使われとるんがグライダーで上昇気流に乗ると鷹のように舞い上がって、不安定になりながら落ちていったりと。
これがビル・コンティの音楽にあわせて空を飛び回る。
それにヒュ～ンって云うに風を切る効果音が使われとって。
ネプチューンのホリケンなら
空まで飛んでけパラグライダー ！と叫ぶやろ。
バックに『風のささやき』ちゅう曲が全編流れとって、もっのズゴックじゃないすごく綺麗やった。
ピアース・ブロスナンは『007』 シリーズのボンド役で小生は認知してるかな。
今作品は短髪で、見た目はボンドよりエエかも。
レネ・ルッソはモデル出身の女優やけどゴージャス感あるなぁ。
オリジナルのフェイ・ダナウェイは映画観てないし云いきれへんが、まけてないやろなぁ。
ゴージャス感は。
ただ、ダナウェイはトーマス・クラウンが通う精神分析医として登場してるよぉ。
兎にも角にも、この作品は衣装と宝石がスンバらしい。
トーマス・クラウンがあるダンパに参加していると知ると、キャサリンは、 ドレスコードが白と黒ちゅうのに、真っ赤なストールを肩に引っ掛けて登場。
当然目立つわなぁ、しかも、映画抜きで野郎どもはイカれちまうわぁ。
で、お目当てのトーマス・クラウンと一緒にダンスするんやけど、そのときライトが当たって、黒いドレスが実はシースルーやったちゅうのがわかる。 下はなんにもつけてへん。
アクセサリーは全部ブルガリ。
関係ないけど、小生はBVLGARIのマン ウッドエッセンス オードパルファム愛用I LUV BVLGARI。
最初と最後の舞台がNYの美術館やけど、ここに出てくる世界の名画は全部、マジもんそっくりに作ってあって、こちらも目の保養なった。
普通、リメイク版ちゅうことやし、機会があれば本家と見比べしてみたいと思う作品でした。

【クリソツ映画】比較鑑賞②
◆本作:
　『トーマス・クラウン・アフェアー』
◆クリソツな他作 (比較対象)
　『エントラップメント』

〈クリソツ・ポイント〉
・1999年に公開
・美術品泥棒と保険調査員の駆け引き
・ジェームズボンド俳優による主演

〈本作の見処〉
①名作を現代風にリメイク
・本作は、スティーブ・マックイーン、フェイ・ダナウェイ主演の佳作『華麗なる賭け』(1968)を現代風にリメイクした、犯罪映画。
・舞台は現代のニューヨーク。大富豪トーマス・クラウン(ピアース・ブロスナン)の裏の顔は華麗なる美術品泥棒。ある日、メトロポリタン美術館は4人組の美術品泥棒による盗難騒ぎに。館内が騒然としている隙をつき、トーマスはモネを盗み出す。
・モネ盗難事件に対するニューヨーク市警の捜査に加わった、スイスの保険会社のキャサリン・バニング(レネ・ルッソ)は、トーマスがモネを盗み出した犯人だろうと見当をつけ、彼に接近していくが、次第に彼の魅力に夢中となり、２人は急速に親密になっていく…
・本作で主人公のトーマス・クラウンを演じるブロスナンは、当時現役バリバリの「ジェームズ・ボンド」。
・彼はボンド役のイメージが固定するリスクを排除するため、『007』シリーズの合間に積極的に他作品に出演しているが、そのなかで最も成功した作品が『007』シリーズと同じMGM製作にて、意図的にボンドと異なる(温厚な)人物像を描いた、クライム・ロマンスの本作である。
・テンポが良く、お洒落な演出。エンドロールでは『華麗なる賭け』のテーマ曲が奏でられ、最後まで楽しめる作品となっている。

②鮮やかな犯行手口
・クリソツ作品の『エントラップメント』と比べると、犯行手口は洗練されており、インテリジェンスを感じる。
・特に終盤の犯行では、トーマス・クラウンに対する、警察の捜査包囲網を潜り抜ける見事な手口であり、クライム・サスペンス映画のクライマックスとして、十分納得出来る。

③クリソツ作品と比較すると…
▲: 作品規模(制作費)は他作が上回る
　本作:48百万ドル　他作:66百万ドル
×: 世界興行収入は他作が大きく上回る
　本作: 124百万ドル　他作: 212百万ドル
○: 鮮やかなラスト犯行手口は、しっかりと作品の見処となっている。
○: 起承転結がしっかりとしたストーリーラインとテンポの良い演出
○: ジェームズ・ボンド現役俳優(当時)の大人の魅力が、作品質を高めている
▲: 『ダイハード』ジョン・マクティアナン監督の控え目演出にて落ち着いた作風となったが、印象的な場面はさほど多くない
▲: 撮影時44歳のレネ・ルッソ。熟女ヌードを披露も、妖艶さはゼダ＝ジョーンズに軍配

• #クリソツ映画
• #リメイク映画のススメ

スティーヴ・マックイーン主演の「華麗なる賭け」をリメイクした一枚の絵画の強奪をめぐるサスペンス作品。　
ピアース・ブロスナンとレネ・ルッソが共演。　

ニューヨークにビルをもつトーマス・クラウン（ピアース・ブロスナン）はクラウン投資を経営する大富豪。
彼は名画のコレクターで、時には名画を盗み出すスリルを楽しんでいた。
ある暑い夏の日に、美術館に窃盗団が侵入し、モネの絵画が盗まれた。
スイスの保険会社から派遣された敏腕女性調査員キャサリン・バニング（レネ・ルッソ）は、真犯人がクラウンであることを見破る。
バニングはクラウンから名画を取り戻すために、二人は頭脳戦を繰り広げるが、やがて恋に落ちてしまう。
恋に揺れる二人の間で果たして名画の行方は如何に。　

大富豪の名画泥棒と美貌の敏腕女性保険調査員が、お互いに魅かれあいながらも華麗なる駆け引きを繰り広げる。
まさにキツネとタヌキの騙し合いで、二転三転する展開がドキドキです。
警備が厳重な美術館での絵画の窃盗テクニックはワクワクです。
ピアース・ブロスナンが紳士的でカッコよく、お洒落でステキなロマンスが楽しめます。
「私たちにはハッピーエンドはないのね💓」　　

2021.12　地上波・テレ東にて鑑賞（吹替）

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