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ロミオとジュリエットのKKMXのレビュー・感想・評価

ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)
2.1
 有名な作品ですが、内容を知らないので教養のために鑑賞。超つまらなかったです。大味で昔話って感じ。結構ミュージカルとかの形で上演されているようなので、映画よりも舞台の方が映えそうな題材だと思います。


 シェークスピア原作モノは、『乱』『蜘蛛巣城』を観てますが、人間の愚かさとか哀れさとかが伝わってきて、重厚で観応えがあった記憶なんですよ。さすがシェークスピアだな、と思った次第。
 しかし、それに比べてロミジュリは薄い。所詮子どもの思いつめた恋愛噺なのでバカっぽいな〜で終わってしまった。だいたい、仮死状態になる薬とか、厨二っぽさ満載ですね。
(調べたところ、ロミジュリは4大悲劇ではないとのこと!なるほど、悲劇として語るにはあまりにもアホな内容だ!)

 そもそも、両家の争いが暴力的で笑いますね。大公みたいな人が次に乱闘したら死罪だ、とか言われるレベル。それでも若い衆が乱闘ばっかしますからね。死罪にされた方がよかったな!

 美少女として有名だったオリビア・ハッセーですが、可愛いけどホント少女でしたね。サラサラの超ロングヘアは髪フェチの俺としてはど真ん中のはずなのですが、若すぎて特にグッと来ず。
 この時代は思春期がなかったと思われるため、近代的自我を持つ思春期的な葛藤とか成長とかは特になく、まぁ見どころないですね。

 あまりにもつまらなかったのですが、2020年に観た最低映画『パラダイス・ロスト』よりは豪華絢爛だったので、ちょっとだけ加点してこのスコアってとこです。
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