歌わないジュリーアンドリュースのサスペンス・ラブストーリーのはずだけど、いまいちサスペンス感は薄い...

シネフィルwowowにて。舞台は冷戦時代。ジュリーアンドリュースはイギリス諜報部勤める女性。失恋して南の島に傷心旅行に行ったら、そこでオマーシャリフ演じる、ソ連の諜報部員の男と恋に落ちる...という、まんざらでもないストーリーなのですが、なぜかサスペンスフル..という感じではないのんびり展開。監督はジュリーの旦那様のB・エドワーズ。きっと軽いコメディタイプなら切れ味がでたのかも..(ピンクパンサーとかね)

歌わないジュリーも素敵で、オマーシャリフもセクシーちょいワル男で結構魅力的なんだけど、なんかテンポが悪くて惜しい作品。

原題は" tamarind seed"で、ストーリーでは結構重要なのですが、邦題「夕映え」も悪くはないかな。

スコアは0.4おまけ。というのも、OPクレジットが007シリーズでおなじみ、モーリスビンダー作なので。これはとても良い出来です。

• #サスペンスは薄い気が

政府機関のパリ支部で働く未亡人とソ連の高官がバカンス先で恋に落ちるが、その裏で2国の諜報戦がエスカレートしていくスパイ・サスペンス。オープニングが007風というか、そのまんま。音楽はジョン・バリー。ストーリーは恋と裏切り、粛清の不安をリンクさせたスリラーだが、登場人物の心理描写が薄いので最後の最後でラブロマンスが主題だったことがわかるという…。特に崖から車が落ちるシーンの繰り返しは芸がなさすぎた。ジュリー・アンドリュースが全編ディオールを着ているが、アスコットタイで首元を隠したマニッシュなスタイルが多い。
2019.6.29 シネフィルWOWOW(録画)(字幕)

タイトルだけ見ると、熟年カップルの甘いラブストーリーってイメージを思い浮かべてしまう。まあ当たらず共遠からず、と言ったところだが、恋に落ちるのは、冷戦時代のソ連のスパイと英国外務省勤めの傷心の秘書。

監督は『ティファニーで朝食を』『ピンクパンサー』シリーズで有名なブレイク・エドワーズ。

前半は若干眠くなる所もあるが、物語が進むにつれて面白くなってくる。コンゲームの様な駆け引きも中々面白かった。


オープニングタイトルは『007』シリーズの様な作りだ。