このレビューはネタバレを含みます
連続未亡人殺人を犯して姉一家のもとへ逃げてきたチャーリーが事実を悟った姪チャーリーの口封じをしようとして死ぬお話。冒頭のシーンはどこなんだろう。
ワルツは「メリー・ウィドウ」とのことらしいですが、そんなに有名だったのでしょうか。どっちにしても無理が…。新聞や指輪の扱いにも無理が。
所詮は小悪党という反応ばかりの叔父チャーリー。ラストの転落は厳しいなあ。協力者に食らい込んで口説くジャックもナードなハービーもいらねえ。アンはいいキャラでしたが不安定。
田舎町のハウスワイフの代表としてのエマ。姪チャーリーの憧れや叔父チャーリーの社会不適合な思想や最期とともに、封建的アメリカ社会への批判がうっすらと感じられますが中途半端でした。
サスペンスとしての盛り上げや細かい整合性の回収っぷりはさすがで、当時の生活や習慣とともに、物語の行く末に楽しく引き付けられた作品でした。