ニューヨーク市警本部は、警察官の護身術として空手を採用することに。師範候補として、桧垣一真と二階堂弘宣が上がる。このポストを手に入れたい二階堂は、桧垣の娘・由美の目の前で彼を強襲。10年後…
>>続きを読む伊豆・平津港に帰郷した二人の男、大室と船越は、大陸での兵役を終え、帰国の船の中で親しくなったが、二人は反目しあう渡世人一家のそれぞれの代貸だった。平津の中西一家と湯の沢の石黒一家は滝ヶ瀬温…
>>続きを読むボクサーとして身を立てようと決意した大場勇は、友人・一郎を誘って上京した。ボクシングジムに入り、さらに楽団と知り合って歌の魅力にも触れる。苦しくも楽しい日々を過ごしていたが、ある日、楽団を…
>>続きを読む昭和24年。戦後初の全日本空手道選手権大会で、飛び入りの拳士・大山倍達が優勝を果たす。だが空手関係者は、彼の空手を「邪道空手」「けんか空手」と非難した。空手界から孤立しながらも、大山は自分…
>>続きを読む昭和23年、復員して故郷新橋に戻ってきた末広勝治は、若い日本人の女が進駐軍兵士に連れ去られようとしたところを助けたため、逮捕され北海道米軍刑務所へ送られた。再び新橋に戻った勝治は、徐々に …
>>続きを読む土砂降りの雨の日に、川本信夫は少年院を出た。更生を誓って出所したものの川本を迎えた郷里の炭鉱地は、すっかり廃城となり、無残な姿をさらしていた。荒れはてた川本の家では、父親は出かせぎに行った…
>>続きを読む網走刑務所から元錠前職人の梢ら、7人の死刑囚が脱獄した。極寒の逃避行の中、次々と命を落とす悪党たち。しかし梢だけは何があってもくじけるわけにはいかなかった。彼に殺人の罪を着せ、妹とその娘を…
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