セシルはパリのファッションモデル。フィリップという恋人がいるが、なんとなく満足できていない。あるときロンドンへ仕事で行くことになる。様々なシチュエーションで撮影している中で、パリで出会ったバンサンに再会し、恋に落ち行きつく先までドライブするとスコットランドにたどり着く。そこで自然に囲まれ優雅な日々を過ごすが・・

セシル演じるブリジット・バルドーがとにかく美しい。瞬き一つせず凛とした態度で、首を後ろにしっかり引きその歩く姿だけでうっとりさせる美しさがある。その笑顔にはまだあどけない少女感のギャップもあり、その表情の虜になる。写真撮影のシーンが多く、現実感のないあらゆるシチュエーションで美しいB.B.を堪能する。当然60年代のカラフルなファッションの色使いも鮮やかで、レインボーカラーのトレンチコートや、カラフル原色、秋色のニットなど、見てるだけで楽しい。

鏡を効果的に使い奥行き感を演出しているのが印象的だ。特にバスタブにB.B.がいて、友達としゃべってるシーン。4つの鏡を有効に使い、さらに前面に鏡があるらしく、友達の横の鏡に本人が映っているという非常に斬新な画が印象的だ。日常から撮影現場への切り替えや、フラッシュとともに映像が切り替わったり、細部のスタイリッシュな演出にもセンスを感じる。

スコットランドの壮大な自然や、赤と黒のチェックのお揃いのブランケット、羊の群れ、カモメの群れなど夢物語の演出も絵へのこだわりを感じる。ラストはあっけなく運命のいたずらなのか、意図的なのか観客にゆだねる形で幕を閉じる。冒頭の花火が余韻に有効に働きかけ、あっけないラストに重なっていく。ブリジット・バルドーの美しさがとにかく全面に出てくる作品で、しかしそれだけで十分に見る価値があると感じさせる。

こんなストーリー、他にも有ったような？
でも久々に観たバルドーの映画ですもの、そんなことは問題ナシ！
茶目っ気たっぷり、理想のボディライン、いつもへの字のツンとしたお口、しなやかに流れる黄金色の髪、美しすぎる服の着こなし、いつもの小悪魔な表情、それと、振り向き方ひとつ取っても バルドーなの（*'∀'人）♥*+
切り抜いて とっておきたい彼女がいっぱい！
だからいいのです、ストーリーは二の次で。バルドーが観れるなら……♥

……ストーリーについてはそんな風に思っていたけれど終わりに近づくと私にとって 「ツボなんです！」って言えるシーンが やってきました!!!
それはどんな風だったのか……は、もちろん言いませんが ひとつ言えることは「どこかで観たようなストーリーだな」という気持ちだったのが一転「深みのあるストーリーだな」という気持ちになっていました。

ブリジット・バルドーにため息
(以下B.B)

キャットラインメイクの眼差し
寝癖がついたみたいな逆毛のブロンド
ほんと猫みたい
細いのにふんわりした美しい裸体も
歩き方も好き

大人と少女が共存したようなB.B
幼くなりがちなファッションも
ハードなアイテム使いで大人の色気がムンムン
ほんと何を着ても素敵！

2人の男性の間で揺れるモデルのセシル
相手役に魅力を感じなかったからか
ストーリーよりB.B鑑賞
バブルバスと、犬を可愛がるシーンが好き
動物園の檻の中を半ヌードで歩く彼女は
豹みたいでセクシーだったな♥｡･ﾟ