スローガンの作品情報・感想・評価

スローガン1968年製作の映画)

SLOGAN

製作国:

上映時間:93分

ジャンル:

3.4

あらすじ

40歳の鬼才CM監督セルジュ(ゲンズブール)は、ヴェネチアのCM映画祭で最高賞を獲得。ホテルのエレベータで23歳の英国美女エヴリン(バーキン)に出会う。彼は激しく一目惚れしてしまい、妊娠中の魅力的な妻フランソワと離婚しようとする。しかし、飽くことなき燃えるような情熱をもつ若い女性を恋人にするとそれはそれでいろいろな問題が沸き起こる...

「スローガン」に投稿された感想・評価

バーキンの見えそうで見えないミニスカ、マスカラたっぷりのまつげ可愛すぎる。
ラストはこのおじさん懲りねえなあというオチ
ゆゆこ

ゆゆこの感想・評価

4.0
‘60年代の”キャッチーな”恋愛映画。
CM監督で才能を開花させるセルジュの作品同様、この2人のストーリー自体も「あなたはすてき、私もすてき」というスローガンのもとに織られてゆく恋愛模様。
そしてこれが実際の2人の恋愛プロローグだと考えると なんだか震えます。

まるでスローガン(無駄を省いた要点)を作るかのように、
要らないものは指パッチンで消すセルジュ。

妻子持ちにもかかわらず、若い娘エヴリンも手に入れ、要らないものは”消し”、2人は時を楽しむ。
しかし次第にその
”指パッチン”ではどうあがいても消えない”現実”が見え始めたとき、
お互い思い通りにならないもの同士 歪みあい、
2人の間に溝ができ始めます。

“パッチン”で消えてくれないもの、
中年男のお腹の脂肪、離婚したいのにしてくれない妻、せっかくいい環境が整い始めたところで現れるイタリア青年、老いと若さの溝…

仕事は仕事 で割り切れ、成功をおさめてゆける反面、
私生活では ”選択肢”を複数持つことへの甘えや優柔不断性が垣間見える、男の弱さ。

老いと若さ。
たとえ総てを悟ってしまっていても、
悪あがきをしてしまう。
悪くなるとわかっていながらも衝突し、
そうして本当の別れがくる。

そうして彼らの”スローガン”が出来上がる。

「あなたはすてき、わたしもすてき」

エヴリンのことを「家庭の破壊者です。」とセルジュに紹介された知人たちの「お前は何をやっているんだ…解せん」という顔。そんなひとたちにこのスローガンを言ったところで ?? ってなるはず。

あくまでこのスローガンは、この2人の恋愛模様を表したものでもあり、2人にしか分からない特別なものかもしれない。

私からしたら、というかおそらく、鑑賞したほとんどの方からしたら、
2人に すてき というスローガンを与える意味の完璧さを感じると思います。

というか、もはや ここに出てきた登場人物、意味合いは多少違えど
みんなすてきです。
私はみんな好きです。

繰り返し出てくる 毎年のヴェニスのCM祭も、
まるでこの作品の第1章、第2章、第3章を綴るためのアクセントでした。


セルジュがカメラのレンズを覗いたら、いないはずのエヴリンが見えた。
思わず電話をかけ、彼女の声にシャッターを切る。

ほんとうに素敵な作品でした。
room504

room504の感想・評価

3.9
純粋な日本人の私には些か理解しにくい恋愛感や結婚観だったけど、どんなに破天荒な女の子だったとしてもジェーン・バーキンを前にすると男は皆ひれ伏すしかない。仏映画あるあるが詰まった、ジェーンを目で(愛で)楽しむ作品。

セルジュ・ゲンズブールの事務所やジェーンのために用意した部屋にある機能性よりもデザイン性重視の家具や電化製品たちがなんともかっこよくて、この時代の良さを感じられてうずうずした。

今年はかごバックを買おう。
確かに神話だ、と思って私も神話になろうと固く決意したのち、やっぱり神話じゃなくて生活を選んでそれでも泣いていた日だった、ビコーズアイアムノットジェーンバーキン
momoyo

momoyoの感想・評価

3.7
"あなたはすてき、私はすてき。"
"家庭を壊す少女です。"
裸足ギリギリのミニスカ、カゴバック

とりあえず、観た後はマスカラを塗りに行きました。
ナナ

ナナの感想・評価

3.0
ラブストーリーのフランス映画観るたび、フランス人の恋愛観が理解できないことを再確認する
いきなり列車の洗面所でヒゲを剃る男の映像で始まるが、これが劇中でCMディレクターの役を演じるセルジュ・ゲンスブールがつくった作品のフィルム。男は愛用のアフターシェーブローションが手元にないことに気づき、列車から飛び降り、オートバイを強奪して、近くの村のドラッグストアに乗り付け、気に入りのブランドのローションを手に入れる。そして、今度はとって返して、自分の乗って来た列車に追いつき、そのまま飛び乗り、無事に髭剃りを済ますというもの。もちろん、そのアフターシェーブローションのCMなのだが、これがなかなかオシャレで、冒頭からインパクトがある。

このCMで、どうやらセルジュ・ゲンスブールが扮する主人公セルジュ・ファベルジュは、ベネチアの映画祭で賞を獲得する。そのトロティーをそのまま無造作に手で掴み、ベネチアの街を歩く姿は、この役を演じているセルジュ・ゲンスブールにそのまま重なる。このワイルドでチョイ悪なCMディレクターが、映画祭でジェーン・バーキン扮する若いイギリス人女性のエヴリンにひと目惚れしたことから、物語は始まる。

セルジュには妊娠中の妻もいて、エブリンにも恋人がいたのだが、ふたりはパリに戻り、新しい生活を始める。実生活でも、この作品に出演後、恋人同士となったセルジュ・ゲンスブールとジェーン・バーキンだが、この作品は言わば、ふたりの出会いともなったもの。ヌーベルバーグの影響を受けた無声映画的な映像は、やや普通の恋愛作品とは趣を異にするのだが、そのライブなドキュメンタリー感が、実際のふたりの交際の進展と重なって、ファン(もちろん自分のことだが)には興味深い作品となっている。

音楽もセルジュ・ゲンスブールが担当しており、官能的で、アンニュイで、そして甘い。ふたりの競演作品としては、1969年の「ガラスの墓標」(ピエール・コラルニック監督)のほうが完成度は高いが、この実験的であり、野心的な作品もまた、なかなか味わい深い。パリとベネチア、ふたつの都市が舞台だが、60年代末のポップなムードが全編に漂う愛してやまない作品だ。DVDも所有しているが、映画製作から50年、ゲンズブール生誕90年を記念したリバイバル上映で、劇場でのスクリーン観賞。
ゲンズブールとバーキンの初共演作にして2人の出会いのきっかけの作品。
動くバーキンを観るのはこれが初めてで、大人っぽい顔立ちなのに笑顔が最強に無邪気でキュートでびっくりした。なんと言っても声がキャンディみたいに甘々。
恋愛の業は不変だけど愛し合った時間は永遠で眩しい。

ゲンズブールのオフィスが60sSF感で電話がかっこよかった。持ちにくそうだったけど、、、
バーキンの籠バッグこの頃からもう持ってたんやな〜
たなま

たなまの感想・評価

3.5
突っ込みどころが多すぎて閉口。わーきゃー言いながら鑑賞したい。ジェーンバーキンが小猿のよう。かわいい。そして、男と女の諸問題は時代が移ろえど変わらないということを実感。契約を嫌うダメ男と、安心感の欲しい女。永遠のテーマだなぁ。テンポよし、愛すべきコメディ。
オモロ。音速で物語がスタート。感情と関係値的にはそりゃそうやろみたいなことしか起きないが、とにかく色々なキャラが色々起こしてくれて、そしてずっとジェーンバーキンが鬼かわいい。ひたすらかわいい。意外と93分というのもよくできている。
>|