コンプラなんかぶっ飛ばせ〜😆
夏はやっぱり怪談😆。東映のいつものタイトルバックの波飛沫に響く伴奏は不穏で耳障りな電子音楽🎵。今はなき赤線地帯のトルコ🇹🇷風呂を舞台にして黒猫🐈‍⬛化け猫も絡んでくる昭和のカオス且つカルトな作品。今の脚本では書けないような糞男室田日出男演じる鹿内をはじめ、トルコ嬢も碌な奴がいない。山城新伍も出てくるけどいつも泡まみれ🫧。素敵です😺

主人公の悲劇の姉妹、姉役は縄と言ったら谷ナオミ姐さん、そして妹は…誰だろう？この女優…久々の凄い棒芝居を拝見😆
ストーリーは…財産目当ての腹黒日出男の鬼折檻で死亡するナオミ姐さん😨。そして飼い主様を守るべくムササビみたいに滑空して闘う黒猫も手斧で首チョンパ🪓。しかし積もり溜まった恨みを纏い、やがて化け猫怨霊と化して、今まで悪辣な事をしてきた室田ファミリーにナオミ姐さんは襲いかかる！😆。
黒猫だったのに、化け猫は白い衣装。ジュディ・オングみたいなヒラヒラ衣装を身につけて金眼コンタクト、そして爪はナイフのように鋭利。牙を剥き出しにして操演で上から襲いかかってくる姿はなかなか怖い😆。襲われた悪者たちは皆、噴水芸のように血を噴いて死んでいくのだった😆。

しかし恨みを晴らすと、急に地方都市のママさんキャバクラのホステスみたいな格好とお化粧で昇天していくナオミ姐さん😇。その姿を涙目で追う妹…しかし彼女が少し台詞を言うだけで、余りの棒芝居に観ているこちらは即現実に引き戻される😨😨🙈
日テレもいつまでもジブリばっかり流さずに、こんな作品をゲリラで放映して、ロードショー放送枠を持っている気概を示しやがれ！と言ってもこんな作品は流石に放送は無理かなぁ😆🪓🐈‍⬛🎬。

昭和二十三年、売春防止法を機に売春から足を洗って恋人と暮らす谷なおみ。
恋人と幸せになれるかと思いきや恋人、室田日出男さんの借金が発覚！
トルコにモデルチェンジした辞めた売春宿に出戻りトルコ嬢として働くことに。

それでも好きな彼氏と幸せに暮らせるならいいんだけど、彼氏の室田日出男さんはスケコマシのヤクザで借金は谷なおみを金づるにするための嘘だった、、
そして、以後、嘘の借金話で谷なおみから金を搾り取る。
ここまで上映時間20分、スピーディーな転落劇に呆気に取られる。

この映画の室田日出男さん、自分が観た中で一番鬼畜かも笑
この後、トルコのおかみさんとグルになり谷なおみを搾取、さらになおみの妹をレイプ、それをなおみに難詰され逆ギレDV、あげく自分の子を身籠ったなおみをトルコのおかみと虐待して弾みで殺してしまう((ﾟ□ﾟ;))
こんな胸糞な室田日出男さん観たことなかったよ😂

これだけでも、もう鬼畜パートはいらんです、状態なんだけど、室田さんは止まらない！
トルコのおかみと共謀して財産目当てにおかみの旦那と娘にも魔の手を（娘さんは強姦された上に、、）！((ﾟ□ﾟ;))

話としてはベースが日本の古い怪談なんで、谷なおみさんの怨みが愛猫に乗り移り復讐をって流れに。"キャッツ"も顔負けの不気味な怪猫も出てくるし、おかみと室田さんに虐待されるシーンで、谷なおみさんの代名詞である緊縛姿も見せる。けど、全て呑まれちゃってるんだよ、室田さんが強烈すぎて笑

室田さんがダークナイトのジョーカーと同じで映画を乗っ取っちゃってる笑

何気に室田日出男さんの代表作なんじゃないかと思う笑

現代ではタイトルからしてアウトだが、赤線が舞台だからと言って溝口の『赤線地帯』やら前田陽一の『にっぽん・ぱらだいす』のような悲喜こもごもの人間ドラマを想像するととんでもない、ぶっちゃけ無茶苦茶である（タイトルがこれだもんな）。「吉原のトルコ嬢雪乃が愛人に裏切られた上、愛人とその情婦（トルコ風呂の経営者の妻）に殺されて土蔵の壁に埋められる。雪乃の妹真弓はトルコ嬢になり姉の死の真相を探ろうとするが、逆に愛人達に殺されそうになる。その時、雪乃が化け猫として復活した」（めんどくせえからAllcinemaより頂きました）というお話。いやはやひどいものだ（苦笑）。

本作で見るべきは1に室田日出男のそこまでやるかのあっぱれな腐れ外道ぶり、2にこの人が出て来るだけで何だか妙な期待をしてしまう「三文役者」殿山泰司のヌメヌメしたタコ坊主ぶり、そして3にトルコ風呂でトルコ嬢にサービスを受ける山城新伍の軽佻浮薄さだろう。雪乃（谷ナオミ）は意外に面白くないが、むしろそれよりは雪乃の妹真弓のエロさがよい。晴れて復讐を果たした雪乃が最後に空を舞うシーンのチープさには力ない笑いが思わず漏れてくるのを誰も止められはしないが、注意して欲しいのだが決してつまらなくはない。むしろ逆だ。但し真面目に観るのだけは止めて欲しい。

• #2018藤原