大映の経営末期だからか、はたまたカラーにしたことで特撮の誤魔化しが効かなくなってしまったのか、10年も経っているのに同じ鍋島騒動モノ『怪談佐賀屋敷』からパワーダウン。
変身特撮も鯉食いも中途半端で物…
大映最後の化け猫映画、監督は同じくこれが最後の大映作品の田中徳三(因みに「笹笛お紋」の後)。
堂々たる特撮時代劇ホラー。
妹の側室入りを断り惨殺された兄の為自害した妹の恨みを託された化猫が、城内で…
盲目の兄と自害した妹の恨みを託された黒猫が乗り移って殺す話。
カラーの必要があるのかというくらい画が暗い。
話も大味で見せ場の地味さたるや否や。
要所で光る演出はあるものの、全体を通しては話も冗長…
同じくCS録画して観た『牡丹燈籠』の翌年に公開された同じ大映作品。
何度も映像化されている“鍋島の化け猫騒動”ですが、通して観るのは本作が初めて。
舞台は佐賀の鍋島藩。殿様の悪行のせいで命を落とし…
映像、ストーリーともに特筆するような出来ではなく、時代の中に消え去ってしまってもおかしくない作品なのだが、なぜ生き残っているのだろうと不思議に思い調べてみると、キーワードは毛利郁子だった。
今作で…