正直ドラマパートはしょうもない。ホモソーシャル感丸出しの友情話と薄いメロドラマという感じ。
トップ以外意味ないよね的なことを言わせつつ、じゃあグースとも蹴落とし合うのかなと思ってたら、グースが俺は家族もいるし卒業さえできれば...とか言い出すのは(主人公にとっても、物語上も)都合の良すぎる人物造形では。
ホモソーシャルな友情のあり方がメインなので、当然恋愛は二の次になる(そうであることで友情が強調される)のでその描写は薄い。初めて二人が結ばれるシーンの流れはちょっと笑ってしまう。そんな暗い部屋でロマンチックに見せられても...
ドラマに乗れない以上、グースの死後、物語が失速しアクションが減るシーンは単に退屈になってしまう。
父が仲間を守って死んだことを知って奮起するのもストレートだなあという感じ。
音楽もちょっとしつこいのでは。
...のだがアクションシーンはやっぱり楽しい。航空機が出てくるシーンは勿論だが、バイクと車の追いかけっこや肉体が躍動するバレーボールなども含めて、アクションのあるシーンは流石の魅力。
空で何が起こっているのかイマイチ分かりづらい気がするんだけど、自分の理解力のせいだろうか。まあ何が起こってるかとかどうでもいい気もするが。
