ガルボがめちゃくちゃ魅力的。

ガルボのナチュラルな演技は「ニノチカ」「奥様は顔が二つ」まで無いのかと思っていたが、本作は前半はラブコメに近く軽やかで、自然体と思えるガルボの魅力に溢れていた。それが観れただけでも満足🥰。

後半はメロドラマの要素が強く神秘性を増す。ターバンで髪の毛を隠して、顔だけになるガルボは非常に美しく魅入った😊。


物語は姉の結婚から身近にいた優しい医師と結婚したヒロイン。夫について中国へついて行くがそこで出会った別の男性の猛烈なアプローチもあり恋に落ちる。そんな折に中国ではコレラが蔓延し、夫妻はその中心部に行くことになるが。。。


ガルボは、ハーバートマーシャルとジョージブレンドの間で揺れ動く女性を魅力的に好演。
これはなかなか良かった😁。

グレタ・ガルボ演じる美貌の女性カトリンが良心のかしゃくにもだえるおはなしです。少々気の強い女性として登場するカトリン。彼女に思いを寄せる医師と結婚して伝染病が流行する中国に渡ります。イケメンの外交官と知り合うカトリン。よろめいてしまうのかどうかハラハラします。カトリンが最後に幸せになれるのかなれないのかそこも気になります。サマセット・モーム原作の映画化作品のようですが内容を知らないので結末がどうなるのか分からずおもしろく観賞できました。妖しげな中国のお祭りが良かった。扇情的になるグレタ・ガルボが見れます。

往年のハリウッド女優祭り
グレタ・ガルボ７本目

まだ29歳だったことに驚きます。老け顔です。でも修道女みたいに髪を隠して顔だけ見える状態でもお綺麗なので、ホントにお綺麗なんです。

・研究に没頭して新妻を放置する医学博士
・夫が不在の隙を狙って、新妻に猛攻撃を仕掛けるち☆カス外交官
・ひとたまりもなくよろめく尻軽妻
なんとも典型的な不倫バカ映画ではないですか ?! というのが終盤前までの感想でした。

終盤は展開が変わります。いくら典型的な不倫バカ映画でも、そのままで終わらせるわけにはいきません。サマセット･モーム原作だし。

序盤･中盤は不倫バカ映画でも、そこで観るのを止めてはいけないと学びました。そこからが腕の見せどころなんですね。

でも、グレタ･ガルボさんに尻軽バカ妻の役を演らせないでほしかったです。印象が悪くなります。最後に盛り返したけど。