クレセント

OK牧場の決斗のクレセントのレビュー・感想・評価

OK牧場の決斗(1957年製作の映画)
3.8
この二人、もともとワケありの仲だった。
ワイアット、恩に着るぜ。このバクチ打ちを逃がすとはな。リンチは好きじゃない。早く逃げろ、ドク。この借りは返すぜ。感謝するならこの街に近づくな。

で、結局また舞い戻ったドク・ホリディだったが。
やあ保安官、どこへ? トゥムストーンだ。俺もだ。あちらは咳に良いって話だ。君が体に気を遣う? 実はこっちじゃ博打相手がいなくってね。同行していいか? 好きにしろ。

だから周りじゃ噂が立つ。兄弟からもこういわれる始末。
兄貴、一つ引っかかることがある。ホリデイと来たって悪評が立ってる。やつは最悪の人殺しだ。仲がいいってのはまずいんじゃないか。ダッジシティで助けられた。イカサマと殺人をしなきゃ追い出す理由はない。相棒とはな。違う、ただの取引だ。追い出さない。・・・ならいい、兄貴の責任だ。

てなことで、一通り仕事が片付いた後、
もう行くぜ。どこへ? カリフォルニアだ。所で一つ頼みがある。デンバーの病院へ行け。冗談だろ、今連勝中だ。じゃあまたな。あばよ、説教師。

このふたり、こうやってまた何処かで会う。日本だったらさぞかし続編を作っただろう。あの伝説のコンビのように。
クレセント

クレセント