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チーズとうじ虫
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目次

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『チーズとうじ虫』に投稿された感想・評価

Moomin
4.9
人の温かさの描き方の一つ

母親の姿、生活を映す 母のガンが見つかってからも、娘からの視点で家と家族と母を映し出す
いくつもの構成に分けて、物語を並べる

彼女にしか撮れない家族を、ただのホームビデオに留まらせず、1つの表現として映像作品にした意図がガンガンと伝わる

一番強く感じたことは、人間の温かさ
映像を通してでも伝わってくる、体温 それが温かいのか冷たいのか、これまでかというほど空気を感じさせるショットが多い

一番印象的なショットは終盤、母を見に来る子供たちの姿
赤ちゃんが産まれたとき、はしゃぐなと言われても大きな声を出していたあの子達が
違う姿で描かれている
あの表情から描かれる、読み取れる情報力はドキュメンタリー作品の中の傑作並みの強さがあった

映画人がこぞって傑作と評する意味が分かる
菩薩
4.0
生まれたからには死なねばならないと言う当たり前の事実を見つめているだけだから特にこれと言って何も無いのだが、「私より先に死ぬ母」は同時に「母より先に死ぬ私」でもあって、同じく遺された者に課される「死」と言うものも、全く別の物の様に見えているのだろうなと。祖母の遺体と対面するお孫さん達の反応がやはり興味深く、そそくさとその場を立ち去る幼い弟2人とは対照的に「死」とは何かを朧げながらでも理解し始めたであろうお姉ちゃんは、複雑な表情を浮かべながらもその姿を見つめ続けようとする、からのまだ一歳程度の末っ子ちゃんの「踏んづけ」の流れ、そこには当然「死」に対する恐怖や畏怖と言うものがカケラすら無い。ずっと死に対する恐怖とは何なのかを考えていた。今の自分にそれがあるかと言えば無いと言った方が正しいのだが、親より先に死ぬ事に対する後ろめたさはある、本来はこれを恐怖と呼んでもいいのかもしれない。にしても穏やかな表情をしている、うちの祖母は最後自ら命を絶ったのでもっと苦悶の表情を浮かべていた。再起動の可能性を消失した人間の身体はいつ見ても不思議な物体だ。
「チーズとうじ虫」

このインパクトのある題名はイタリアの作家、カルロ・ギンズブルクの『チーズとうじ虫』に監督がインスピレーションを受けて名付けたんだとか。

癌におかされた母親を娘である加藤治代さんがビデオに収めたドキュメンタリー。重病を感じさせない自由闊達な母親が確実に訪れるその時まで、普段と変わらない日々を家族とともに過ごした記録。

個としての生は終焉を迎えるが、娘、またその孫へと生は引き継がれる。それは遺伝子にせよ記憶にせよ、残されたものに間違いなく引き継がれる。

この記録映像はその引き継ぎ行為がごく自然に映し出されていた。母親が動かしていた耕運機はポツンと置かれ、母親が弾いていた三味線は布を被り、手帳は空白を残したまま。でもいずれ誰かの手によって動かされる。
葬式で見た死は記憶として孫に引き継がれ、赤ん坊は記憶には残らなくても遺伝子が引き継がれる。

残された祖母は「死は怖くない」と言った。それはいずれ花は枯れ、種が出来、そしてまた新たな生命が誕生する、といった自然の法則を諦念では無く当たり前なこととして自身と重ねていたからなのかもしれない。

砂田麻美監督『エンディングノート』とはまた違う「死」の捉え方。人間だけが特別じゃない、人も植物も昆虫も皆同じなのだ、とこの映画を観てつくづく思った。

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