『ルール』
原題Urban Legend.
製作年1998年。上映時間99分。

アメリカに流布する都市伝説そのままに起こる連続殺人に巻き込まれた大学生男女の恐怖を描いた学園スリラー。
結構前の映画なんやなぁあまり感じなかった。

監督は本作がデビューとなる新鋭ジェイミー・ブランクス、脚本は新鋭シルヴィオ・ホルタ、撮影はジェームズ・クレッサンティス。
音楽はクリストファー・ヤング。
出演はジャレッド・レト、アリシア・ウィット、レベッカ・ゲイハート、ジョシュア・ジャクソン、ロバート・イングランド他。

ニューイングランド州のペンドルトン・カレッジ。民俗学のウェクスラー教授は人々の間に口コミで伝えられてきた都市伝説の講義を行っていた。”ベビーシッター中にかかってくる脅迫電話は家の中からかけられている”“真夜中にノーライトで走る車にハイビームで注意すると追いかけられて殺される”、こうした都市伝説にはルールを知らないものへのお仕置きの意図が隠されているという。そして、街ではそんな都市伝説の通りに次々と殺人事件が発生し出した。。。

怪談もの以外も含めた都市伝説(都市伝説的な)は、ユリ・ゲラーや清田くんのスプーン曲げ(今じゃマジシャンが、当たり前にやってるが)、ＵＦＯ(UMA)、ネッシー、怪奇人間・オリバー君、ロズウェル事件(沢山映画化されてる)、ツチノコ、ノストラダムスの大予言、川口浩探検隊、口裂け女等々。
京都で加えるなら、河原町のジュリー、に河原町のちゑちゃん、ボウガンイワオ&ドーベルマン(これは都市伝説ではないかな)等々。
あと、峠や廃墟にいたっては、どの地域にもそないな噺は枚挙に暇がない。
誰がつくったんか実はよくわからん、人々が『群れ』としてつくりあげていく口承文芸の世界に興味を持ち、民俗学の研究を進めていったモンやったんが、現在において話が生まれてくる場所というのは、もちろん対面のコミュニケーションのなかで沢山生まれてる。
インターネットやSNSを通じて生まれてくる話にも、現代の現代らしさ、現代の口承文芸らしさがあるんやろし、そんな意味で現代版の『ルール／Urban Legend.』を撮ったらオモろいんちゃうかなと思ったかな。

扨、今作品やけど、都市伝説の使い方が非常にうまいなぁと個人的に思った。
色んな噺から怖くて不穏なものを選び出し、ストーリーにうまく組み込んでいるし、米国やと比較的知られた伝説と、基本的に知られていない伝説の両方を選び、予測不可能性を維持するのが巧みやった。
また、伝説は、予想していたよりも、彼の作ったキャラに合っていたんちゃうかな。
特に効果的だったのは、ナタリーがルームメイトの首を絞める叫び声を部屋の向こうのベッドから聞くが、性的恍惚の叫び声だと思って無視する場面。
翌朝、彼女がショックを受けるというのは、ちょっと過ぎてはいるんは否めない。
また、ナタリーのルームメイトが告発されたように、ほとんどの殺人が悪ふざけか自殺であるという考え方も巧みに扱われている。
これもまた、脚本家がいかにうまく伝説を選んだかを示している。
アリシア・ウィット（ホラー映画の主役としては意外に異色やけど、それでも素晴らしい人選かな）、ジョシュア・ジャクソン、レベッカ・ゲイハートなど、いずれも、以前米国のティーン向けのコマーシャル界で尊敬を集めてた俳優・女優の演技は一貫していて信憑性があった。
『エルムがいの悪夢』シリーズのロバート・イングランドのイカしたカメオ出演もよかった。
彼は意外と小さな役やったが、彼の忠誠心がどこにあるのか、見る者に疑念を抱かせることに成功している。
何人かのキャラは最初からイライラさせられたが、それもこの映画の信憑性の一つなんちゃうかな。
ジェイミー・ブランクスは、昼間に起こる殺人や緊迫したシーンでさえも、閉所恐怖症のような不穏な雰囲気を作り出してた。
映画の欠点はあるものの、そのスタイリッシュな演出でほぼすべてのミスを補ってました。
チェイス・シーンでは、登場人物の居場所に恐怖を感じるために、観てる側は建物の全容を知る必要があることを監督は知っている（例えば、ドアがすぐ近くにあることを知っていれば、登場人物がどれだけ生き残れるかがわかり、緊張が高まる）。
せやし、画面上には多くの良いオープンショットが与えられてた。
全体として、今作品はアレコレと比較さえしなきゃ、巧妙で恐ろしいホラー映画であしたし、何よりもクリストファー・ヤングの音楽は素晴らしかったかな。

『1998年レトロな怖さもありかな😱』
何となくポチって何となく観たけど、わりとオモシロかった😊この手は怖さは薄いけど何気に飽きなく観れる👍全く知らなかったけどシリーズが6まであるとは意外にも人気作品だったんだなあ😅でもジャケ写があまりに汚な過ぎるのが気に入らん😭STORYは学園もので都市伝説そのままに殺しまくるけど、殺し方に工夫があるのは好印象だった👍スクリーム、ファイナルデッド、ラストサマー、それに13日の金曜日を彷彿させる感じかなあ😁犯人は誰だ？のサスペンスになっていくけど、全く外れてしまったあ😅ラストが、えっ、そう来たかのかあ（笑）そのまま続編を観ようと思ったらTSUTAYAにしかないからアウトで残念😭…。

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街を脅かす"都市伝説"が本当に起きてしまって…

90年代アメリカホラーが大好きなので鑑賞。

これは完全に「スクリーム」に影響受けてるなと感じた。もう学校パートのあの感じや真相に迫っていく感じが完全にスクリーム。比べたくないが完全にスクリームそのものだなと。

都市伝説通りに人が殺されていく感じはコンセプト自体は好きだけどその都市伝説をそもそも知らないので、まぁ普通の人が殺されていく系のホラーとして楽しめた。

殺し方にも芸があり、何度か「うっ！！」と言ってしまうようなショッキングなシーンも。
軽い気持ちで見たのでこういうのは単純に嬉しい。

そして若きジャレッドレトが出ている。こんなに目がすんでるんだ。
いつもジャンキーな役やってるから好青年な彼を初めて見たよ。それも単純に嬉しかったな(?)

黒人の警備員さんキャラ大好き。ああいうのいてくれるだけで映画って面白くなるよね。
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[この映画のBest俳優]
警備員さん
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆

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