戦争映画強化月間。
もう一つの『ランボー』(ランボーの方が後発組)。
ベトナム戦争に従軍したレーン少佐は、7年もの捕虜生活を終え、遂にテキサスの故郷へ帰国を果たす。
共に帰還したジョニー伍長は、「皆に会いたくない」と機内でぼやく。
二人の精神は、いまだにベトナムへ囚われたままなのであった。
盛大な歓迎の中妻と息子に再会したレーンだったが、妻は彼が捕虜となり死んだと思っていたため、既に恋人がいた。相手の男はクリフ。街の警察官だ。
周囲に称賛され、赤いキャデラックや2,555枚の1$銀貨などをプレゼントされたレーン。
しかし、拷問によって負った精神的な傷は深く、賛辞の全てはどれも空しいものでしかなかった。それに気づいたのは、彼にプレゼントする役割を担っていた女性のリンダだけであった。
崩壊寸前の家庭の居心地の悪さを感じる日々だったが、ある日、銀貨を狙ったメキシコ人達が家へと押し掛ける。
彼らは銀貨を手に入れると容赦なく妻子を殺し、レーンの右手をキッチンのシンクにあるシュレッダーで粉砕した。
入院中に見舞いに来たリンダと親交を深めるレーンは、胸中で静かに怒りを深め、遂に凄惨な報復を目指し行動を開始するのだった……。
カタルシーーース!
復讐によるカタルシーーース!!
精神浄化には復讐しかなーーーい!!!
何気なく借りたら、度肝抜かれてしまいました。とても面白かったです。
こんなアクション映画が見たかった。
リンダの仁王立ち射撃訓練の迫力が素晴らしい。もうあのアングル固定以外いい角度なんてない!と思いました。
僅かな会話で復讐についてきてくれるジョニー伍長が超熱い。見た目的には熱い感じ殆どありませんけど、二人の信頼感系みたいなものが匂い立つように感じられます。熱い!
レーン少佐が普通の日常に適応しきれないモヤモヤも最高です!
この映画、タランティーノ監督が好きな作品らしく、自身の会社の名前とエンブレムに使ってるほどだそうです。
最後に。
トミー・リー・ジョーンズが若くてとてつもなく驚きました笑