どんな映画かまったく知らずにCS放送を鑑賞。
フォーン・ブース? おみくじ付きのお菓子?・・・それはフォーチューン・クッキーだし“フォー” が同じだけだし、“マザー・グース”にも似てる?・・・なんて思ったら、なんだ電話ボックスのことかよと映画が始まってからわかりました。
だいたい電話(phone)を“フォーン”なんてカタカナで伸ばすから余計わかりにくいし、公衆電話とか電話ボックスというタイトルじゃダメなんでしょうか? ダサい?
それともフォーン・ブースと聞いて電話ボックスとわからないのは私だけ?タイトルがカタカナじゃなく英語なら私でもわかったのに(クドい言い訳)。
本作は最初から最後までほぼ電話ボックスが舞台というアイデアが秀逸なサスペンス映画。
個人的に映画と疎遠だった長期ブランク期間の映画なので存在すら全く知りませんでした。
この展開は絶対に見入ってしまいますね。尺が81分というのもグッド。
ジャケ写のコリン・ファレルが妙に若く見えます。
ただ、犯人と被害者のやりとりは洗練されているとは言えず、面白い展開なんですがつっこみどころも多くてB級感が漂うのは脚本がラリー・コーエンだからでしょうか。
ジョエル・シューマカー監督と聞いてすぐ思い出すのはティム・バートンから引き継いだバットマンシリーズですが、確認すると他にも5~6本の作品を観ていました。
どうもこの監督、私としては作風があまり印象に残らないタイプのようです。
ところで、「公衆電話や電話ボックスなんて見たことない」という世代もそろそろ現れそうです。
スーパーマンの更衣室だったという話も通じなくなるんでしょうか。