フィルマークスのレビュワーmimitakoyakiさんがオススメしてくださったユーリー・ノルシュテイン監督 特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」に行ってきました(^o^)!
ロシア人のノルシュテイン監督。
今回は監督の生誕75周年記念。
「25日・最初の日」
「ケルジェネツの戦い」
「キツネとウサギ」
「アオサギとツル」
「霧の中のハリネズミ」
「話の話」
6作を連続上映!
普段 まったくアニメーションを観ない私ですが、その世界の美しさに惚れ惚れ(*ノωノ) トランペットやアコーディオンの音楽も素敵でした~!
中でも1番気に入ったのは、今作「アオサギとツル」!
首の長~いオシャレなツル(男の子)とくちばしが長くべっぴんさんのアオサギ(女の子)の物語。
お互いのことが気になっていて好意を持っているくせに、いざ結婚を申し込まれると(あるいは申し出を受け入れられると)素直になれない。
ツル「アオサギさんはくちばしが長くて、脚も綺麗だ。彼女に結婚を申し込もう!僕のパートナーになってください!」
アオサギ「ツルさんは上着もダサいし、あなたみたいなかっこつけ、私は嫌いよ!」
~~ツルさん トボトボと帰宅~~
アオサギ(´-`).。oO(ツルさんは伊達男で、みんなにも優しい。それなのに私ったら、なんてヒドイことを言ってしまったの...!)
~~アオサギ、ツルさんの元へ~~
アオサギ「私、やっぱり結婚の申し出を受けるわ!」
ツル「もう、僕にはそんな気ないね( `ー´)ノ」
こんなやり取りが何度も繰り返されます(笑)
つっけんどんな態度を取るたびに落ち込み、後悔する。そして自分の本当の気持ちを伝える機会がどんどん遠のいてしまうんですね。
とても人間臭い映画だなぁと思います。
アオサギさんの気持ちも、ツルさんの気持ちもよく分かる。相手に優しくすること、思いやることが少し恥ずかしくて、こそばゆくて、ちょっぴり負けた気がする。
でも相手がどこか遠くに、本当に手の届かない存在になってしまうと、とても後悔するんです。「ああ、自分の気持ちを伝えておけば良かったなぁ」と。
2人はバンッと打ちあがる花火をどんな気持ちで見ていたのかなぁ。
いつか2人にハッピーエンドが訪れますように...( ˘ω˘ )