タケオ

48時間のタケオのレビュー・感想・評価

48時間(1982年製作の映画)
3.4
荒くれ刑事ジャックは、凶暴な脱獄犯ガンツを追い詰めるために、ガンツと関わりのあるお調子者の囚人レジーを48時間だけ仮出所させ、強引に捜査を開始した‼︎

脱獄した凶悪犯、殺された警察官、復讐に燃える警官といったような80年代ハードボイルド映画な展開が繰り広げられ、どこか陰鬱でかしこまった雰囲気をまとった映画開始から30分。
なかなかハードな展開だな〜•••。

なんて思っていた矢先、80年代ハードボイル作品に突如として”黒い核弾頭”エディ•マーフィがぶち込まれる‼︎

椅子にふんぞり返りながらヘッドフォンを装着し、”ザ•ポリス”の「ロクサーヌ」を裏声で熱唱するエディの姿は存在感大‼︎
エディ•マーフィがエディ•マーフィ役で映画に出演してるぞおい‼︎

そんな訳で、物語は一気にエディ•マーフィ色に侵されていく!

その後のエディも絶好調‼︎
カントリーバンドが演奏するようなカウボーイバーで自らを蔑んだ白人達に啖呵を切り、口八丁手八丁で叩き伏せるシーンなんてエディの真骨頂だ‼︎

そんな中でも締めるところはしっかりとハードに締めるのが本作の良いところでもある。

バディ•ムービーの醍醐味といえば正反対なら2人が困難を乗り越え認め合っていくことだが、本作の2人は白人と黒人、警官と囚人、突撃型とスマートなどなど清々しすぎるほど正反対なのが心地よい!

だからこそ、2人が困難を乗り越え相棒として認め合っていく姿が非常にエモい‼︎

古き良きオーソドックスなバディ•ムービーだ‼︎
タケオ

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