荒くれ刑事ジャックは、凶暴な脱獄犯ガンツを追い詰めるために、ガンツと関わりのあるお調子者の囚人レジーを48時間だけ仮出所させ、強引に捜査を開始した‼︎
脱獄した凶悪犯、殺された警察官、復讐に燃える警官といったような80年代ハードボイルド映画な展開が繰り広げられ、どこか陰鬱でかしこまった雰囲気をまとった映画開始から30分。
なかなかハードな展開だな〜•••。
なんて思っていた矢先、80年代ハードボイル作品に突如として”黒い核弾頭”エディ•マーフィがぶち込まれる‼︎
椅子にふんぞり返りながらヘッドフォンを装着し、”ザ•ポリス”の「ロクサーヌ」を裏声で熱唱するエディの姿は存在感大‼︎
エディ•マーフィがエディ•マーフィ役で映画に出演してるぞおい‼︎
そんな訳で、物語は一気にエディ•マーフィ色に侵されていく!
その後のエディも絶好調‼︎
カントリーバンドが演奏するようなカウボーイバーで自らを蔑んだ白人達に啖呵を切り、口八丁手八丁で叩き伏せるシーンなんてエディの真骨頂だ‼︎
そんな中でも締めるところはしっかりとハードに締めるのが本作の良いところでもある。
バディ•ムービーの醍醐味といえば正反対なら2人が困難を乗り越え認め合っていくことだが、本作の2人は白人と黒人、警官と囚人、突撃型とスマートなどなど清々しすぎるほど正反対なのが心地よい!
だからこそ、2人が困難を乗り越え相棒として認め合っていく姿が非常にエモい‼︎
古き良きオーソドックスなバディ•ムービーだ‼︎