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南極物語のLoveAnimal14のネタバレレビュー・内容・結末

南極物語(1983年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

健さんの名演もさることながら、やっぱり「タロ」「ジロ」ということになりますね。再会のくだりは、涙なしでは観れない映画史に残る名シーンだと思います!

「南極物語」
ボクは18歳で看護師になるため、病院に就職し寮に入りました。その寮から外出するときは、院長にお伺いを立てなければなりません。ただ、その院長がとんでもなく恐い人で…たとえば外出の理由を「ちょっと出たいんですけど」なんて言おうものなら「行かんでよか!!」と一喝。そこでボクは考えて、ある日「同窓会があるので」と言うと「同窓会なら、仕方なかろう。行ってこい!」と許可をもらえました。ただ、いかんせんボクは単純バカなので、その後も数回…同窓会ネタを使い、院長から「おまえは、どんだけ学校行っとるんか!」と苦言を呈されました。(笑)なので、ある時期を境に院長に許可をもらわず、黙って寮を出るようになりました。もちろんバレたら相当怒られるリスクは高いですけどね。そんなある日、当時つきあっていた彼女の家に…仕事終わりで夕方、無断で寮を抜け出し逢いに行きました。そして、デートに誘ったら…な、なんと!断わられるというサプライズが待っておりました💦なぜ?今、なにが起きてるの?無断で寮も抜け出して来ているのに断るなんて、どういうこと?…頭がパニックになりました。ボクは彼女にたずねました。「なんで?」すると彼女は「今日、テレビで南極物語があるから…」と一言。しばらく呆然とし、ボクは彼女の家を後にして寮にとんぼ返り。寮でふて寝をしていたらF先輩が「映画に行こうか!」と誘ってくれました。2人で町の映画館に行き「ランボー」を観たのですが、ボクは数時間前の彼女とのことがあったのでむしゃくしゃしてて…映画館でもふて寝をしてしまい、結局ランボーはちんぷんかんぷん。F先輩はそんなボクを咎めることもなく「お疲れさま!」と帰っていきました。優しい先輩です。
数日後、彼女とは電話で話をしてお別れしてしまいました。今思えばそんなことで別れるなんて…って考えますけど、あのときの若いボクは包容力のカケラもなかったので、そんな結論に至ってしまったんでしょうね💦その後、友達数人にそのことを話したらみんな大爆笑で…しばらくの間、「タロ」「ジロ」というあだ名で呼ばれてました。南極物語に負けた男として、軽く笑い者にされてたという話です。
だけど、今あらためて考えたら…こんな名作をあだ名にしてもらえたなんて、なんて光栄なことでしょう!あれほどの名犬たちの呼び名で呼んでもらえるなんて💦素敵すぎる過去じゃないですか?(ちと自虐が過ぎますね、すいません)

「タロ」「ジロ」といえば、名犬。
中学生の頃、ボクんちの近所にAくんという同級生がいました。ある日遊びに行くと、2匹の雑種犬がおりました。大きくシッポを振り、ボクを見ています。ボクはAくんに「名前は、なに?」と聞きました。するとAくんが「チャーリー」と答えました。ボクは「こっちは?」と、もう1匹の犬を指さして聞きました。するとAくんは「チャーリー」と答えたんです。
ん?ちょっとわかんない。どういうこと?
Aくんは一体なにを言ってるの?と…一瞬、頭がお祭り騒ぎになりました。ボクはもう一度「いや、こっちの犬の名前だよ」と言うと、Aくんが「チャーリー…どっちもチャーリー」と答えました。
今、すげーこと起こってんな〜、なんだこれ?と思いながら、なんとか頭の中で理解しようとするのですが、まとまりません💦試しに「チャーリー!」と呼んでみると、2匹同時に「ワン」と吠えました。そりゃそうでしょう!どっちもチャーリーなんだから💦ボクはたずねました。「なんで2匹とも、チャーリーなん?どうやって区別するん?」するとAくんは「漢字で書いたら、違うんよ!」と涼しい顔で言いました。いやいや!漢字て…。呼んだら一緒やん!チャーリー、どっちも吠えちゃうよ!犬の身にもなってあげて!名前呼ばれるたびに同時に吠えて…犬にしてみれば複雑な話だよ、これ。なんで同じ名前つけるかなぁ〜って思ってるよ、絶対!もしAくんが将来結婚して、双子が産まれたら同じ名前つけちゃうの?…あれ?Aくんなら、つけちゃうかも!などと、いろいろ考えました。その後も、名前呼ぶたびに同時に吠える2匹のチャーリー💦まるで世にも奇妙な物語の世界に迷い込んだ気分でした。Aくんとは、もう何十年も会っていませんが
自分の子供に同じ名前をつけてなければいいんですけどね。(笑)

まったくレビューになってなくて申し訳ありません。犬🐶つながりで「タロ」「ジロ」「チャーリー」の話をしてしまいました。 あしからず💦
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