恋すがた狐御殿の作品情報・感想・評価

恋すがた狐御殿1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:89分

ジャンル:

3.4

『恋すがた狐御殿』に投稿された感想・評価

原作は北条秀司の戯曲『狐と笛吹き』。笠原良三が脚色、中川信夫が監督。
笛師が子狐を助ける。その恩返しにと、姉狐が亡き妻とそっくりの姿で現れる。ひばりの歌と踊りの音楽劇。

美空ひばり・中村扇雀主演によるキツネと人間との悲恋もの。内田吐夢の名作『恋や恋なすな恋』が『葛の葉』の映画化だったのに対し、こちらは『狐と笛吹き』を原作とする。
タイトルから分かるように「狸御殿」調…

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このレビューはネタバレを含みます

人外とのラブロマンス(特に妖狐)において、「かつて愛した女」と「いっしょに死ぬこと」のふたつは必要条件とまでは言わなくても重要な要素なのかな〜
(「いっしょに死ぬこと」は「いっしょに死ねないこと」で…

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傑作。ゆらゆらした照明を使った異界の表現がよい。狐が出てくるシーンや、野武士が出てくるシーンがなんで水があるのか疑問に思ってたら、最後につながるのね。
溝口、雨月物語の影響強し。

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