mazda

スーパーサイズ・ミーのmazdaのレビュー・感想・評価

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)
3.9
ファーストフードがいかに害のある食品かというのを証明しようと30日間1日3食マクドナルドを食べる実験をするという超皮肉全力のアメリカ人が作りそうな映画。
逆にこれだけ食べて死なないのが不思議だった。彼が元が健康体というだけであって人によっては病気になってもおかしくなさそう、中国で同様のノリで1日3食カップラーメンを食べ続けた人が1ヶ月ちょっとした頃胃に負担をかけて死んだという話があるしこれはマクドナルドに限った話ではない。
たぶん他のファーストフードでやっても同じ結果になるだろうし、1日3食スターバックス(とくにアメリカの店舗で)でも影響のでる期間は違えど同じような結果になることが想像できる。
多くの人の言い分が「だって食べたいからしかたない」「少し食べる分には問題ない」何においても自分はならない、自分には問題が起きないと何故か思ってる人が多すぎる。
同じマクドナルドでも国によって量も作りも違うけどこれはアメリカの話だなんていう他人事にはできない。中国産は危険という人がいるけどじゃあ日本は丁寧で綺麗だから=安全になるのかと言われればそれはすごく安易な考えだと思う。
高校生になるまでカップラーメンを食べてこなくて初めて食べた時気持ち悪くなって食欲が失せたという友達がいるけど、大半の人はそんなことにはならない。これだけ健康に害があるとわかっていても食べたくなるのはもう体が慣れている証拠だと思う。その慣れに違和感を感じなきゃいけないし、今食べているそれも何を根拠に安全な食べ物と思っているのか本当は問うべき。
いくつかの某有名コンビニの食品工場でバイトしていたことがあったけど、一部のコンビニでは製造のプロセスを見てああもう食べたくないなと生理的に受け付けなくなり働いてるうちに食べれなくなったものがあった。それまで平気で食べれていたのに見て感じたり体で害を感じるまで私たちは気づけない。
すぐに体に影響はでないしみんな食べてるし安心って言ってるしって、体内にいれるものなのにそれがどういうものかと意識している人はすごく少ない。CMや食材のラベルを見ていて安心安全ですなんてわざわざかいていて逆に安全じゃない食材ってなんなの?と疑問に思う、安全って当たり前なはずじゃないの?と思う。
彼がここまで極端な実験をしたところでまあ映画だしと思う人もいるわけで(感想は人それぞれだけど)自分が身を持って感じれるまで私たちは今の生活習慣を変えることはないということを感じた。
ものすごく好きなタイプの皮肉でした、こういうアメリカ人のアメリカンジョークテンションで実はものすごく重いテーマっていうのすごく好き。
mazda

mazda