翔海

パルプ・フィクションの翔海のレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
3.9
ロサンゼルスに住むアウトローたちのオムニバス。

クエンティン・タランティーノ監督の名作でありストーリーも皆さん知ってると思うので割愛させていただきます。今までタランティーノ監督の作品は見たことがなかったのでこの作品は軽く衝撃が走りました。これが噂のタランティーノ節かと感じました。ギャングの二人組を中心に進んでゆくストーリーでそれぞれの登場人物が違った時系列だけど絡んでゆく。他の映画で例えるのはどうかと思われますがクラッシュに似たオムニバス感を感じました。場面によって意味を持たせたり持たせなかったり、クールなギャングに敢えてTシャツ姿にするギャップもタランティーノならではなのではないかと思い、これまでに出会ったことのない分類の映画で新しい感覚に感動を覚えました。

ただお洒落な映画に終わってないのもこの作品の良さではあると思います。物語自体は内容が難しい訳ではありませんが見終わってからこの作品凄い良かったってよりかは後からジワジワ湧いてくる場面場面でのメッセージに良さを感じてくる。見返すごとに良さが増してくる作品だと思いました。この有名ジャケットのユマ・サーマンもジョン・トラボルタの長髪オールバックも若かりしサミエルLジャクソンもこの作品に強い印象に繋がっていると思う。パルプ・フィクションをカルト的に好きな人からこの作品の良さを語って貰ってからまたもう一度見たいと思います。カルト的に好きな方、私に語ってくれませんか?笑
翔海

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