絢爛豪華。とても贅沢。場面ごとに設定された色に合わせてゴルチエの衣装が変わっていくのにうっとりします。
少し舞台っぽいセットなのがまた独特の世界を作り出していて、実際に舞台だったらすごくいい匂いしそうです。もちろん異臭も。
香りが画面から漂ってくる。
家なら部屋を暗くして観るべき映画だと思います。その方が入り込めるし、限界まで堪能できます。
最後も含めて全体的に食についてすごく考えさせられます。
舌触りの肉感的な感じと、味、匂いなど食とセックスとかすごく古典的なテーマも扱っていますが、それを陳腐にしてしまわない演出と映像が素晴らしいです。
あそこまで徹底して悪者を演じていた役者さんがまさかのダンブルドアだったとは...