若親分兇状旅の作品情報・感想・評価

「若親分兇状旅」に投稿された感想・評価

りんご

りんごの感想・評価

5.0
わかりやすく単体で充分楽しめた。
今の所若親分シリーズで1番好き。

江波杏子と都はるみのキャラに対する着物の合わせ方が秀逸すぎて感激する。衣装さん天才か!
スカパーにて。若親分7作目。

海軍時代の同僚が割腹自決で死んでいる所から始まる今作。
その死の真相を探るのが、我らが若親分・南条組二代目の南条武(雷蔵)ですわ。
あからさまに怪しい、ウロチョロするヤクザ。そして南條と同じ元海軍で事業家になった男。まぁこいつ等が自殺に追い込んだことは容易に想像がつく。
だがその詳細が判らない。コレを説く為のミステリ仕立てになっている。

そこで、敵か味方か謎の美人土方頭領に江波杏子。無頼漢を仕切るなかなか男勝りな格好良さ。

更にヒロインに、都はるみ!!!死んだ海軍士官の行きつけの飲み屋の娘。
将来は東京で歌を唱いたいと夢見る。居酒屋でもメッチャ唱う。伴奏付きで歌う。

南条含め海軍士官みんなが世話になるお寺の住職に加藤嘉。
伊丹十三のタンポポで先生と呼ばれていたおじいさん。ここではもうちょっと生臭坊主感が出てる。でも凄い味のある役どころ。今作で一番良いキャラかも。

武器密輸の為の船の売買が絡む事件と判り、南条武も大暴れ。そこそこの人を斬ってるね。警察に自首しにいく所で終わる。
だが都はるみがどうなったかは不明のママ。
さて次回が若親分シリーズ最終作。どうなるかな?ワクワク。
シリーズ第7作。各作ともフォーマットが忠実に守られているため、最近見たばかりであるにも関わらず、最早どれがどれだったか分からない。が、本作は分かる。フォーマットを踏襲しつつ、海軍少佐の自殺を巡るミステリー要素が加わっており、その謎解きが面白い。

もう一つ区別のつく理由が都はるみ。

飲み屋の看板娘で歌が上手いという設定の都はるみが客の求めに応じて歌い出すのは当然としても、アカペラで歌っている設定のハズなのに凄い伴奏音楽が流れ出すのはお約束としても、そのときに流れる歌声がレコード音源(あるいはそれに類する音源)であるのは定石としても、せめて、はるみ節特有のコブシのところくらいは、それらしく歌う演技をした方が良かったんじゃ無いかと思う。ニコニコ笑って客にお酌しながら歌ってるのに、聞こえてくるのはすんごいコブシってのはさすがに違和感。