ハル

セントラル・ステーションのハルのレビュー・感想・評価

セントラル・ステーション(1998年製作の映画)
3.9
北野武監督の「菊次郎の夏」は、もしかすると、この映画が元ネタになっているのでは? そして、この映画は、ジョン・カサヴェテス監督の「グロリア」の影響を受けているのでは?

思わずそう勘繰ってみたほどに既視感を覚えたんだが、まぁ、何にせよ、ロードムービーの傑作であることは間違いない。

代書屋のおばちゃんと母を亡くした少年が父親を探すお話。

最初こそ仲の悪かった二人も、時間を共有するうちに打ち解け、やがて、擬似的な親子関係を築くまでになる。

ラストは切ない。だが、これがお互いにとって一番良い終わり方だったのだと思う。

良い作品なのに、レンタルもしてなければ販売もしてないのが残念。
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