マサキシンペイ

プレッジのマサキシンペイのレビュー・感想・評価

プレッジ(2001年製作の映画)
3.3
ショーン・ペンは監督としても優れていると聞いて鑑賞。派手な演出はないが、映画のお手本のような、そつのない良作。

ジャック・ニコルソンは定年を迎えた刑事ジェリー、最後の勤務日に女児殺害事件が起こる。状況証拠的に黒が濃厚な容疑者は確保されるも、彼だけは真相が別にあると勘が働き腑に落ちず、引退後も単独で捜査を続ける。

アメリカの自然溢れる田舎の風景の爽やかさと、徐々に真相に近づいていく緊迫感の緩急が効いていて展開がすんなり頭に入ってくる。
モヤモヤが残る曖昧なグレートーンの結末は、説明不足というわけではなく、むしろ演出力が光る予想外の展開で、不完全燃焼であることが完成度に繋がることもあるのか、と思った。
マサキシンペイ

マサキシンペイ