むぅ

スーパーマンのむぅのレビュー・感想・評価

スーパーマン(1978年製作の映画)
3.8
見た目で判断してはいけない。


「スーパーマン!人間じゃないの!?」
あまりに衝撃で友人にLINEしてしまった。
「そこから?」
いつだって彼女は冷静だ。
「まぁ『ドラゴンボール』だよ、赤ちゃんの時に滅びた星から脱出して地球にたどり着いたっていうバックボーンは同じ。『ドラゴンボール』が『スーパーマン』を下敷きにしてるっていう」
「え!!!」
「え?」
「ごご悟空も人間じゃないの!」
「そこからかい」
「衝撃!」
「サイヤ人だよ」
「マジか」
「観たことないんか」
「うん、ほぼ」
「尻尾生えてるじゃん」
「...言われてみれば!」

そうか、2人とも地球の人じゃないのか。
見た目で判断してはいけない。


人間じゃなかった!という衝撃を乗り越えた後、今作を観ながら、あれだな桃太郎×かぐや姫って感じなのかなぁと薄ぼんやり思っていたのだが、よくよく考えると桃太郎だって桃から出てくるのだ。
人間は桃から生まれない、はず。

私の脳内辞書
【なんとかマン】
ほぼ皆さん飛行可能でぴったりめのお洋服で突然戦う。
そこに
地球人ではない事もある。
が追加された。

人間じゃない!
それによる安心感が何故か凄い。
それはそれでどうなんだ私。

何が起きても大丈夫そ。なんとかマンの中で最強なのでは?じゃあ、もうスーパーマンがいたらそれでいいのでは?いやいや、それを言っては。それにしてもスーパーマン、人間が出来ている。あ、人間じゃなかった。あれだな、あまりにも爽やかすぎる人を胡散臭いと思っちゃうの私の悪い癖だな。しかし歯並び綺麗だな。あ、一応弱点はある設定なのね。飛んでる、ちょっとここピーターパンっぽいな。飛ぶなら都会の夜空だよね。これくらいのCGが落ち着くわぁって思っちゃうの何なんだ。MCUマラソンしたのに。エンドゲームで止まってるけど。やっぱアイアンマンが好きだな、あの性格の悪さが程よいんだよな。そう思うとスーパーマンとキャプテンアメリカはちょっと性格似てんのかな。え、線路になってるじゃんスーパーマン。すご。...え?それいいの?そんなんあり?いいのか、スーパーマンだもんな。

というのが144分の私の脳内。
気取って書いたとて稚拙な感想であろうから、そのまま垂れ流す事にした。


最近よく見かける『ブラックアダム』はそもそも『シャザム!』の登場人物。その映画『シャザム!』の原作『シャザム 魔法の守護者』の著者がジェフ・ジョーンズ。で、ジェフ・ジョーンズは今作の監督リチャード・ドナーの弟子だった。
というのが今作を観ようと思ったきっかけ。
友人が笑った。
「ジェフ・ジョーンズがリチャード・ドナーの弟子な事は知ってて、スーパーマンが地球人じゃないって知らないって!」

それはだね、君が『シャザム 魔法の守護者』にハマった時に二子玉のカフェで数時間私に語ったからなんだよね。その時、スーパーマンが人間じゃないなんて聞いてない。

見た目で判断してはいけないし、人のせいにしてはいけない。


※スーパーマンが人間じゃなかったの、ワカンダとゴッサムシティを一生懸命地図で調べた時に知った衝撃に匹敵する。
なんとかマン、奥が深い。
むぅ

むぅ