いや〜面白かった！
暴れん坊将軍ゼロストーリー！
宇津井健さんが無茶苦茶カッコいい！
もちろん、市川雷蔵ここにありな芝居！

なんでこういうのつくらんのかな。。

市川雷蔵主演　ミステリー時代劇
退屈な毎日に飽き飽きしていた謎解き好きな将軍が役人になりすまし江戸の町に飛び出す…！

これは良作👍こんなお茶目な雷蔵さんは初めてかも笑　雷蔵さんは世間知らずで少しわがままな殿様を演じています！なんか憎めない😚
テンポが良いし珍しい演出も結構ありましたね！謎解き要素はそこまで強くありませんが、宇津井健さんとのコンビは見ていて楽しかったですね〜！

★　御用だ！御用だ！御用だ！

ミステリ映画として評価が高かったので鑑賞。
…したつもりが、別の作品と混同していました。

本作は1963年公開。
評判が良かったのは1941年公開。
そう。同じタイトルの作品が二つあったのですね。

それに、本作はリメイクではなく。
脚本家さんが同じでも独立した物語。
しかも『昨日消えた男』と称するのは、遠からずとも近からず。なぜ、このタイトルを付けたのか…それが最大の謎なのです。

この謎は未だに解けていません。
何しろ古い話ですからね。
ネットで調べるだけでは限界があるのです。

物語としては『暴れん坊将軍』の原型。
八代目将軍吉宗が《同心》に変装し、事件を解決する…という展開です。だから、痛快な場面もありますよ。あのテーマソングは流れませんけどね。

また、冒頭の迫力は一級品。
海にプカリと浮かぶ船から消えた船員たち…とメアリー・セレスト号を彷彿させる展開でした。ミステリ好きならばググっと前のめりになるのは間違いなし。

だから、その筆致で最後までグイグイと攻めてくれたら…耳から鼻から脳汁を垂れ流すほどに興奮していたことでしょう。しかし、残念なことにそれは“序盤だけ”。次第に軽妙な雰囲気が鼻につき…肩が下がる一方でした。特に怪しい人物が最初から明瞭なのは残念の極み。

ただ、当時の状況を考えてみれば。
スクリーンいっぱいに映るスター俳優に目尻を下げる…そんな楽しみ方が主流だったのでしょう（今も変わらないかもしれません）。確かに市川雷蔵さんと宇津井健さんの絡みは口角が上がりました（個人的に健さんと言えば、宇津井健さんです）。

まあ、そんなわけで。
ガチガチの本格推理を期待するのではなく、飄々とした雰囲気に身を浸す作品。時代劇特有の台詞を早口でまくし立てる…という演出に忌避感がなければ鑑賞してみるのも一興だと思います。