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大逆転のHKのレビュー・感想・評価

大逆転(1983年製作の映画)
3.5
ダン・エイクロイド、エディ・マーフィ主演、ジョン・ランディス監督のコメディ。
先日観た『メル・ブルックス/逆転人生』とシチュエーションが似ている気がして確認のため鑑賞。タイトルからして似てますが。
以前TVで観たかなと思いつつ・・・観てないような気もするし・・・イヤこれは予告編だけで観た気になってたパターンですね。

調べると本作の方が『逆転人生』より8年くらい早いようです。
ダン・エイクロイドは『ブルース・ブラザーズ』と『ゴースト・バスターズ』の間の作品。
エディ・マーフィ(当時22歳)はこの前年に『48時間』でデビューしたばかり、翌年が大ヒット作『ビバリーヒルズ・コップ』。

大企業の重役2人が、優秀な人材に必要なのは素養と境遇のどちらかという賭けをします。
この気まぐれな実験のため、エリート社員の1人(エイクロイド)をクビにして財産も没収、その役職と財産を浮浪者(マーフィ)に与え、立場を逆転させます。

やっぱり賭けが原因で立場が逆転するというところは『逆転人生』と似てますね。
でも同じコメディでもブルックスはコテコテで古風、ランディスはそれに比べるとまだ若干現代的(?)な作風と言えましょうか。お金は本作の方がかかってそうですね。
でも違いはあれど、バカするのが好きなのは二人とも共通してます。

そう言えばランディスはゴリラ好きで、デビュー作の『シュロック』以降よくゴリラが出てますね。
この『シュロック』も学生時代に1度見たきりで、面白かったので是非もう一度観たいんですが、どうも現在見る術が無いようで残念。
『シュロック』では主役のゴリラの着ぐるみの中はランディス本人だそうですが、ひょっとすると他の作品のゴリラに入ってるのも全部ランディス?

本作を観終わって、ランディス作品としてはまあ標準的なデキかと思いつつも、実は出てると知らなかったジェイミー・リー・カーティス(当時25歳)のダイナマイトバディに全て持って行かれて他の記憶がありません。
今や『ハロウィン』新シリーズの“ローリー” オバアチャン恐るべし。
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