午前10時の映画祭、なんだけど日曜日の午前10時からのモノクロ映画、しかも何回も観ている映画は眠たくなるね〜。
ちと辛かった。
だがクルーゾーの名作、その出来にヒッチが地団駄踏んで悔しがったのがこの「悪魔のような女」だ。
久し振りに観て色々と気づくこともあったけれど、やはりラストの破壊力だな。
犯罪サスペンスというよりも神経衰弱的スリラーなので、わりかし急にくるのでかなりインパクト大だし、クルーゾー夫人の渾身の芝居はすごい。
そして、シモーヌ・シニョレの悪っぷり。
フィンチャーの「ゴーン・ガール」は本作と「めまい」の嫡子であることに確信を得ました。
今回、この映画が日本のドラマでリメイクされていたことを知ったけど(観る気なし)、例えば増村保造あたりが映画化してたら面白かったろうなと思った。「卍」が似たような話だっけか。