こうんさんの映画レビュー・感想・評価

こうん

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映画(384)
ドラマ(1)

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

この映画が今後、相対的に今後どのように評価されていくのかはわからないけど、この「WAVES」という映画がとてつもなく革新的な作品だとするなら、おれはその真価を見損なってしまったと言える。

まずおれは
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.2

すっげぇ観たかったんですけど「女性がひどい目に合うのがキッツイ」という評判聞いてずっと尻込みしていて、あれよあれよとコロナ禍でスクリーンも観る気も遠のき、しかしでも、そういう映画は家では絶対集中して観>>続きを読む

ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

4.0

僕はGが大嫌いですが、我が家にGが出現したときは心の中のDを召喚し、じりじりと追い詰め撃破します。
今のところ、どんなGにも効果的なのがDです。
Dとはつまり、ドラゴンこと李小龍こと、ブルース・リーだ
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.9

やくざの世界では入れ墨入れることを“がまん”というので、それ相当に痛いんだろうということは想像に難くなかったのですが、入れ墨除去がさらに痛いとは知りませんでしたし、レッテルとしてのタトゥーを暗喩として>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.7

本当はダッチ少佐とディロンの筋肉握手(in「プレデター」)が死ぬほど好きだったりする僕(41)ですが、それなりに繊細さも持ち合わせているので、その自由な指で何かをつかもうとする少女の眼差しと心の動きで>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

小学校3年か4年の時、時代はバブリーの入口で、新築された町の文化ホールみたいなところでクラスのみんなと観ましたね、「ナウシカ」。

思えばあれが宮崎駿およびジブリ作品との出会いでございました。
そして
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

グレタ・ガーウィグさんは好きだし、その出演作も監督作も買ってはいたんだけど、新作が「若草物語」と知って、若干テンションが下がったのは事実。
「若草物語」がどういう物語でどういう背景で生まれたかも知らず
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.4

ドキュメンタリー映画観たの超久しぶり。
決して興味ないわけじゃないんだけど、イカれた連中が砂漠で爆走する映画があるとついフラフラとそっちへ行ってしまう質なんで…

で、この「なぜ君は総理大臣になれない
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.7

今日は“女性映画”二本立てだ!
ってんで滑り込みで観に行ったのですけど、「ストーリー・オブ・マイライフ」で頬を濡らした30分後に観たのはまずかったですね…。

素敵な素敵なハーレイ・クインちゃん率いる
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

待ちに待った「ストーリー・オブ・マイライフ」を観てきて、心底感激したし、グレタ・ガーウィグさんのVer2.0だなと思い、そうすると「レディバード」はVer1.0で、さらにそうすると脚本と主演を務めた「>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ジャーのムッシュのゾンビ映画。
ってんで楽しみにしていたんだけど、緊急事態宣言の間になんか冷めちゃった感じの低いテンションで観てきました。

ん!まぁそこそこ面白いし楽しめる!

僕は忖度して楽しめる
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囚われた国家(2019年製作の映画)

4.5

緊急事態宣言前に観れなくてこのまま配信になるかなぁと覚悟していたらまだやっている!イオンシネマ様ありがとう!

地球が宇宙人に支配されちゃって…というSFドラマなんだけどタイトルは「囚われた国家」…な
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

5.0

映画が還ってきました…映画館に帰ってきました…!

まだまだチビしい状況だけど、とにもかくにも…スクリーンで映画が観られる。
数えてみたら75日ぶり。こんなに映画館に行かったのなんて、中学生くらいまで
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.3

巷のコロちゃん禍で忙しくなるのに売り上げの見通しはつかないし映画に行くのにちょっと躊躇われるしマスクだトイレットペーパーだと無知とエゴが逆巻く世の中だし勤務体制が変わるし嫁はぎっくり腰になるし、もう、>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.2

「映像の世紀」は好きでよく観るんですけど、そんな感じのドキュメンタリーなのかなーと軽い気持ちで観に行ったら、あらゆる意味で全然別の映画で、軽く知恵熱が出て眠れなくなっちまいました。

まずはピーター・
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.0

ギリアム御大の「ドン・キホーテやるんやで!」「あかんかった!」「またやるで!」「あかーん」という七転八倒をずっと見聞きしてきた身としては、この堂々たる「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のタイトルを冠>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

音楽!五臓六腑に響き心を貫く低音の律動!
音楽!シンプルな画に命が宿り動き出すアニマの躍動!
音楽!無垢な魂が動き出す感情を表現することの初期衝動!




はじめてヴェルヴェット・アンダーグラウンド
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.1

冴えない刑事たちが張り込みのためにチキン屋さんを偽装営業したらめちゃ繁盛しちゃって困った困った!
…という面白そうなコメディ設定の韓国映画があると聞いて、なんとなく「パラサイト」を補完してくれるような
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

タイカ・ワイティティ、「ラグナロク」しか観たことなかったけれども、あの死に体のソー・シリーズをぎゅーんと方向転換してアガる仕上がりにキメて来たワイティティ。
きっと信頼に足る男!と思って「ジョジョ・ラ
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キャッツ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

公開前から悪評サクサクの映画「キャッツ」。この作品を貶めるべくボキャブラリー合戦みたいになっているのが楽しいけど、中でも一番好きなのは
「『キャッツ』を0~5点で評価するとしたら、玉ねぎかな」
という
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.3

午前10時の映画祭にて。

映画が掌に収まってしまうこの時代に、この映画をスクリーンで観ることには絶対的な意味がある。
〝映画作品〟としての評価は別として、〝映画体験〟として超一級品で、〝映画〟のパラ
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.3

スコセッシですらなかなか映画が撮れない時代に、飄々と淡々と年に1本の映画を撮り続ける映画翁クリント・イーストウッド。
信者として贅沢なこと書くけど、こんなに毎年新作が観られるなんてありがたいけど逆にあ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

いやーめっちゃ汗かいたし右足が突っ張らかったまんまだった。(たぶんブレーキ)

フォードvフェラーリ。
仕事でよく通る六本木ミッドタウンの近くのガソリンスタンドにはいつも高級外車が停まっているんだけど
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ナイト・オブ・シャドー 魔法拳(2019年製作の映画)

-

正月に実家に帰ったら母ちゃんが腕によりをかけてご飯を作ってくれていて、頬張ると「あれ?」となる。
全然おいしくない…っていうか積極的に不味いほうだ…。
母ちゃんはニコニコ顔で次の皿を用意しながら「どう
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.8

今度観る予定の活弁&浪曲&漫談の寄席に周防監督のトークもあるので映画「カツベン!」観なけりゃ片手落ちでしょうということで観てきたでやんす。

20代のはじめ頃にサイレント映画はいっぱい観ましたが、青臭
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

キューブリック版「シャイニング」にもキング版「シャイニング」にもあんまり思い入れがないので、フラットに見られて、それゆえに良かった。
(僕はキューブリックを尊ばない人間です)
(キューブリック版はステ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.3

昨年の旅先でのアメリカの映画館で出くわして「ナニコレ超面白そう」と思って観たんだけど、いかんせん政治の絡むロマンチックコメディを中学英語の僕が十全に理解するのは難しく、この手の映画のセリフやニュアンス>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.6

感想としては大筋でオリジナルと変わらないんだけど、やはりいくつかの場面で落涙しましたね。だから素晴らしいということではないんだけど、実感したのは、この映画の中には明らかに本来的な意味でanimaが息づ>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

高校時分に、必ず夕飯前には帰ってくる息子(俺)が帰ってこないと両親が関係各所に騒ぎ立てて翌日恥ずかしい思いをしたことがあるのですが、帰りが遅くなったのは新作映画「ショーシャンクの空に」がめちゃ面白くて>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

あるお金のない家族の住む長屋には、立地の関係で近所の鰻屋の匂いが流れ込んでくる。それをいいことに〝匂い〟をオカズに白飯をかっこむ一家。あげくに「父ちゃん、今日の鰻は痩せてるね」なんて愚痴を言う始末。あ>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

-

生まれたその瞬間にスタ―ウォーズの映画世界はすぐ傍にあって、やがてそれは僕の知る世界と並行して存在するようになり、時には交錯したり溶け合ったり分離したり、40年間…分かちがたく、それはありました。>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.7

ノア・バームバックのNetflixオリジナルである新作映画は〝結婚物語〟とありながら実際は1組のカップルの離婚へ至るまでの七転八倒劇でした。
ディボース・コメディっすね。

そういう意味では「クレイマ
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.0

昨年の「LUCKY」は、名優ハリー・ディーン・スタントンの人柄や人生を大いに反映させた当て書き主演の映画であり、幸か不幸か当のご本人の遺作となってしまった映画でありました。
それとほぼ同じコンセプトで
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ガン製作だし”もしもスーパーマンが闇落ちしたら”というアンチヒーロー映画でありながらホラー映画っぽい感じが、これはガン兄弟(何人いるんだ?)のトロマ魂炸裂映画だな!
と思っていたんだけど、
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.3

映画「‪ゾンビランド‬」は単なるゾンビ映画であるだけでなく、痛快なコメディでありながら喪失を描いた物語でもあり、しかし胸の熱くなるような家族映画でもあり、さらにはアメリカ建国より由来する彼らのアイデン>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.4

はじめて桜井日奈子を映画で観たけれど
とりあえず今日から
彼女を悪く言うやつはぶん殴ってやろう
と心に決めました



…なんてことを衝動的に下書きするくらいに良かったですね~「殺さない彼と死なない彼
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