こうんさんの映画レビュー・感想・評価

こうん

こうん

映画館で映画を観るのが好きです。
ってゆーか映画館でしか観ないぞ。
ベストムービーは2017年版。

映画(189)
ドラマ(0)

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

「ブリッジ・オブ・スパイ」に続くスピ叔父さんの仕事人アゲ映画。
〝ペンは剣より強し〟を証明するかのような信念の物語でありながら「女はすっこんでろ」という圧力に対して「いいえ言わせてもらいますだって人間
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

僕と同じくらいにイーストウッド映画が好きだった映画友達が急に亡くなって、最後に会ったのは「ジャージー・ボーイズ」上映時だったし、彼が最後に観た映画も「ジャージー・ボーイズ」であり、彼とはさよならも言え>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.2

パキスタン人男性と白人アメリカ人女性のカップルの紆余曲折を描いたコメディかと思っていたけど、開巻1分でアパトー一派の映画であることを知って、いい意味で身構えてみることができたので、めちゃ楽しかったです>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.8

久しぶりにハネケの映画を観たけど、そんなに意地悪でもないし過度なシニカルさも感じなかった。
「ファニー・ゲーム」なんかと比べれば角が取れてる気がするけど、なんか俺も嫌な人間になりつつあるのかな、などと
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ラッキー(2017年製作の映画)

5.0

映画を観終えて、こんなにも銀幕から離れがたい気持ちにとらわれたのは久しぶりです。
何も映っていない銀幕をしばらく眺めて、心が温かにゆっくりと溶け出すのを感じながらいつまでもこの座席に座っていたいと思い
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

とりあえずライアン・クーグラーさんのド大作が「ファンタスティック・フォー」みたくならなかったことに安堵。

しかし、頭が良くて映画の才能があってお金もいっぱある人たちが寄ってたかって作った映画、しかも
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

ヨルゴス・ランティモス最新作「聖なる鹿殺し」(副題めんどいから省略)、前作の「ロブスター」がなかなか面白かった記憶があるので観てきました。ヨーロッパの鬼才の映画にニコールのキッドのマンが出ているという>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.9

前作「ネブラスカ」は僕の2015年最愛の映画で、その小津的な人生の悲哀やユーモアと監督の持ち味である意地悪なまなざしが絶妙な配分の傑作だったと思うのですが、さぁさてそのアレクサンダー・ペイン最新作は「>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

-

主人公の声は庵野でいこうと言われたジブリの人たちはびっくりしただろうし、事件の当事者を本人役で出演させようと言われたマルパソの人たちもさぞかしびっくりしただろうな。
御大、御乱心か?
…否、挑戦である
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

ぼくのギレルモがデル・トロしました!
(べニチオでも代替可)

いやぁ~。いやぁ~。
いいもの観させてもらいました…。ギレルモさん、ありがとう!
あなたの疎外者たちへの愛、尊厳への信頼、そして映画屋根
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.8

予告編観た時点で「あ、絶対俺の好きじゃないやつ」とスルーを決意したんだけれども、大変多くの方々が面白いと言っているのを「ハイそーですか」と受け流して平静に暮らすことができない程度に映画への好奇心は旺盛>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.6

お噂の通り、冒頭のアクションでテンションあがりましたですよ。
あの鏡を使った視点の転換ではお尻がぞわっとして思わず立ち上がってパンツずり落ちましたね。
いやーん。フレッシュ!




…しかしそこがピ
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浮草(1959年製作の映画)

5.0

フィルムセンターの発掘された映画たち2018の特集で。
小津さんが望んだであろうアグファカラーの再現に挑んだデジタルリマスター版だ。

昨今観られるのは褪色したネガが元になっていたので、今まで観てきた
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.7

けっこー期待してたんだけど、ちょっと合わなかったかも。
冒頭の密入国難民逃亡シーンはテンションあがったんだけどな。
横移動の長回しは好きなんです。

難民という題材と信仰というサブテーマとを暗喩するか
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犬猿(2017年製作の映画)

4.3

僕にとって兄は日ごろお世話になっており、感謝してもしきれない存在だが、兄としてではなく一個の人間としていろいろな感情を抱いてもいる。
そんな兄から連絡があり「今度お前の家の近くで飲むから遅くなったら泊
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.8

「グリーン・インフェルノ」観た後は無性に肉が食いたくなったんだけど、本作観た後の今は…食べたい…食べたい…。

過保護のベジタリアンおぼこが開眼する話で、要は欲望との先の愛を知るという物語。

まぁ面
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砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

5.0

はじめてフィルムで観た…幸せな映画体験。
ペッキンパーが慈しむようにして作った、人間喜劇にしてアメリカ挽歌。
そして不信心者の赦しの物語でもある。

なんておれの映画の理想郷なんだ。
今日は美味い酒飲
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羊の木(2018年製作の映画)

3.8

本作を、人間のウラオモテ、〇〇だからいい人、〇〇だから悪い人…という人との関わり合いの奥底にある人間喜劇であるとするならば、前日に観た「スリー・ビルボード」と比べてしまって、どうしても見劣りしてしまう>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.7

cuntもNGワード。

登場人物全ての言動や表情が愛おしく、彼と彼女のブランコのように揺れ動く感情旅行の行き先に想いを馳せると、正体の知れない涙が流れて来ます。

僕は同じ中西部を舞台としているアレ
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

「ガキ使」の”ブラックフェイス問題”に対して僕は最初「そんなに目くじら立てることないのじゃないか(鼻ホジー)」などと構えていたんだけど、模された当のエディー・マーフィー扮するアクセル刑事はデトロイト署>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.3

小津のデジタルリマスターかと思ったらスコリモフスキのほうだった!

…というボケが失笑を買うだろうことは置いておいて、スコリモ翁の代表作をやっとこさ観てきました。
ソフト化していないんですね、この映画
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ターミネーター(1984年製作の映画)

5.0

さよなら日劇のラストショーにて。
ホクホクしながら開巻を待っていると後ろの席の人が「ダダン、ダン、ダダン…」と呟きながら着席してました。心の中の音楽が漏れてたんでしょうか?
その気持ち、同じですよ!
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

-

とりわけ大林映画フアンというわけでもないんだけど「この空の花」も「野のなななのか」もロードショーではなく名画座で観て不義理を果たしてしまった気になっていて、本作こそはスバル座で観ると意気込んでいたもの>>続きを読む

ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)

-

内田慈という役者が存在することでその出演映画が何割り増しかで豊かになるという事実は日本の映画を丁寧に観ている者ならば自明の理であり、その内田慈の初主演映画であるならばパンツ履き忘れても映画館に向かうべ>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

やっぱりスーツ着て現場出てみたいね、と呟くマーリンにキュンとし、憧れのスーツとスパイグラスを身にまとっての初陣の照れくさそうなマーリンに悶絶、そしてヴィブラートを効かせて「カントリーロード」(そういえ>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

「イントレランス」と「ベン・ハー」と「スパルタカス」と「LOTR」と「MMFR」と「300」と「セデック・バレ」を足してシェイクスピアでかき混ぜたようなマサラ・ムービー。

予告編も前作も観ていない全
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.3

若い時分に観たときにはそのユーモラスな語り口とウディ・アレンのシニカルな立ち振る舞いばかりを楽しむしかなかったんだけど、そこそこ生きてきて傷付けられたり傷付けられたりした時間を経てこの映画を今観てみる>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.7

松岡茉優は天才。
松岡茉優という才能を堪能できる映画として満点。
私たちは松岡茉優が俳優という職業を選択してくれたことに感謝しなければならない。
この松岡茉優の魅力に拮抗できるのはエマ・ストーンくらい
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

4.2

よかった!よかった!
久方ぶりに誇張や意地張りなしで面白いと言えるジャッキー映画だった!
少なくとも「WHO AM I?」くらいは面白いし、本家インディ・ジョーンズよりまともでピースな結論に帰着するし
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ビジランテ(2017年製作の映画)

4.5

映画監督入江悠の、今の名刺となる代表作です!

久方ぶりのオリジナル企画で郷里を舞台に、なんだかヴァイオレントなノワールということで興味津津だったのだけど、期待に違わぬ素晴らしいドラマでした。

隅か
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

-

フォースの光と闇の向こうに、エピソード456(と7)に安住したがるおっさんが見えてしまった。
…俺の姿だ。
なんだろう、この寂寞感は。

それにしても長すぎる!小5の俺が耐えられる長さにしてくれ、スタ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.7

この映画をこしらえた人たちの、地味で滋味ある眼差しがこの世に存在することが僕は嬉しいし、そのまなざしをみんなで持ち寄りたい。
(つまりアキ・カウリスマキの映画が観られて嬉しい、ということだ)
(こうい
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.8

…世の中の全ての映画にガル・ガドットが出ればいいのに…。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.6

傷つきながら闘う女をやらせたら当代随一のジェシカ・チャスティンが闘う女ロビイストの映画っぽいのでわかった気になってスルーしていたんだけど、フリーパスで観に行ったら、めちゃ混んでいて、しかも女性が多かっ>>続きを読む

全員死刑(2017年製作の映画)

-

期待してたんだけど、稚気に溢れててキツかった。それは若さとは関係ないと思う。オメコマークに「祝」って…。悪ふざけが横滑りしてる。
浅はかな連中の実録はいいんだけど、映画そのものが浅はかというか、足場が
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.6

500000000点!

この愛と革命のファンタジーを、僕は信じるし信じたい。
僕もエンやザンのように心に自由を抱えているし、それは何人たりとも侵すことは出来ないのだ。
だからあれはパンクだ。

しか
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