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ハッスル&フロウのRのレビュー・感想・評価

ハッスル&フロウ(2005年製作の映画)
4.5
めちゃめちゃよかった! 年始に見たヒップホップ映画の影響で、そっち系にちょっとだけ興味が湧いたなーくらいのテンションで見たんだけど、もー、何もかもがツボで、何度涙があふれたことか! ポン引きする傍らハッパさばいて暮らしてる主人公Dジェイが、昔やってた音楽への情熱を思い出して、音楽づくりを再開するってストーリーなんやけど、何がいいって、このロクデナシ主人公の周りに集まる仲間たちの魅力よ! まず、Dジェイと白人のビートメイカーとのからみ。最初は何だ?この色白のヘナチョコは?みたいな反応だったDジェイが、そいつのアレンジ力でソッコーで仲良くなったり。あと売春婦ふたりのキャラもマジでサイコー! 妊娠してから役立たずになった黒人のブーちゃんが、途中で歌で入ってくるシーン、めちゃめちゃジーンと来るし、その後、Dジェイに感謝するシーン! 何て健気なんだ! どんだけ可愛いねん! 白人の売春婦も、どこまでもDジェイに尽くして尽くして、哀しいほど尽くして、もー何なんでしょう。でもDジェイ、最低な男なんだけど、そうなってしまうのが分かるくらい、とりあえずイケメン笑 どーしよーもないヤツを好きになってしまう女って多いしな。とにかく歌が出来上がっていくシーンはテンション上がりまくりやし、テープをまさかの場所から拾い上げたときの抑えきれない感情にうわーー!てなったし、最後手前のショッキングな展開も、えーーーっ!て思わず声出てもーた! あらゆるシーンがエモーションと魅力で満ちあふれていて、ホントにいい映画を見てる喜びでいっぱいだった。ヒップホップがテーマだからと言って敬遠してたらもったいなすぎるすばらしい映画だよ! また見たい! あ!曲もサイコーっす! 今後も幾度となく見たい!かも!
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