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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズのbackpackerのレビュー・感想・評価

3.0
◾︎STAR WARSスピンオフアニメ映画

【作品情報】
公開日   :2008年8月23日(日本)
作品時間  :93分
監督    :デイブ・フィローニ
製作    :キャサリン・ワインダー
脚本    :スティーブ・メルチング、ヘンリー・ギルロイ、スコット・マーフィ
音楽    :ケビン・カイナー
出演(声) :マット・タイラー、アシュリー・エクスタイン、ジェームズ・アーノルド・テイラー、サミュエル・L・ジャクソン、トム・ケイン、クリストファー・リー
、ディー・ブラッドリー・ベイカー

【作品概要】
史上最大のカルト映画『STAR WARS』シリーズのスピンオフアニメ映画。
カートゥーン・ネットワークにて放送されていた『クローン大戦』シリーズを前身としており、アサージ・ヴェントレスはそちらが初出。
後の『クローンウォーズ』シリーズに直結するプロローグであり、『反乱者たち』や『マンダロリアン』等の後のシリーズでも登場する、アナキン・スカイウォーカーの弟子アソーカ・タノはこちらが初出。

【作品感想】
『クローン大戦』放送当時、公式サイトでミニゲームをプレイすることができ、随分遊んだ記憶があります。
さて、そんな『クローン大戦』をルーツとする本作。『シスの復讐』によってサーガが完結した(と、当時は思っていた)ため、新たなスター・ウォーズの物語に飢えていたところに、突如として現れた"フル3DCGアニメーションでの新作スター・ウォーズ"というサプライズ。
このビッグニュースに色めき立つと同時に、完結したサーガに新たなエピソードが追加されることに浮き足立つ界隈。
いざ公開。新作の出来栄えやいかに……。

公開当時の私の感想は「お?意外といいじゃない!」でした。
かなり長いこと見ていませんでしたが、改めて見ると、うん、やっぱり意外といいじゃない!
スター・ウォーズシリーズは、タイトルに冠しているにも関わらず、存外WARシーンが少なかったのですが、本作のWARシーン比率はそこそこ高め。
過去のシリーズで登場しなかったキャラクター(アソーカ)が、アナキンの弟子というなかなか重要な位置づけとして登場したことには度肝抜かれましたし、整合性どうするつもりやねん!なんて怯えもしました。幸い、その後長期に渡り続いた『クローンウォーズ』『反乱者たち』等のシリーズのお陰で、新キャラ達の物語は語り続けられ、一層深みを増していくことになりました。

では、その立役者は誰なのでしょうか?
それは、本作の監督であり、後の『クローンウォーズ』や『マンダロリアン』等でも監督・脚本・エグゼクティブプロデューサー等を歴任した、デイブ・フィローニその人です。
デイブ・フィローニといえば、「コミコンでスター・ウォーズキャラのコスプレをしてる人」とか、「ルーカスの愛弟子」とか、界隈では有名な人ですが、スター・ウォーズ世界を牽引しているのはまさにこの人と言っていいでしょう(ep7〜9は大きく関与してないので無関係ということで)。
デイブ・フィローニが関われば、一本芯の入った世界が構築されることは、まず間違いないわけで。
今後展開される新たな映画シリーズにおいては、是非ともこの人を包囲磁石として舵取りしてもらいたいものです。
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